ゲーム開発に数学は必要?求められる数学レベルと実践的な活用例

ゲーム開発には数学が必要」と聞いたことはありませんか?

ゲーム開発と聞くと、「プログラミング」「デザイン」などのスキルが思い浮かぶかもしれません。しかし、実際にはゲームの動きを制御したり、キャラクターをスムーズに移動させたりするために数学が使われています。

とはいえ、「数学が苦手だからゲーム開発は無理かも…」と心配する必要はありません。基本的な数学の知識があれば、多くのゲームを作ることができますし、専門的な計算はゲームエンジンやライブラリがサポートしてくれることも多いです。

ぶっちゃけ私自身もそんなに数学に関する知識は持ち合わせていません!

ここでは、初心者向けに「ゲーム開発で本当に必要な数学のレベル」や「どのように活用されるのか」を分かりやすく解説していきます。

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  1. ゲーム開発に数学は必要?求められる数学レベルと実践的な活用例
    1. 1.ゲーム開発に必要な数学の分野とレベル
      1. ①初級レベル(基礎的な数学)
      2. ②中級レベル(ゲーム開発に役立つ応用数学)
      3. ③上級レベル(より高度な数学)
    2. 2. Unityで数学がどのように使われるか?(具体例)
      1. ①2Dゲームのキャラクター移動(座標とベクトル)
        1. Unityのコード例(C#)
      2. ②シューティングゲームの弾道計算(三角関数)
        1. Unityのコード例
      3. ③3Dゲームのカメラ制御(行列とベクトル)
        1. Unityのコード例
      4. ④RPGのダメージ計算(乱数・確率)
        1. Unityのコード例
      5. ⑤アクションゲームのジャンプと重力(物理計算)
        1. Unityのコード例
    3. 3. 数学が苦手でもUnityでゲーム開発はできる?
      1. ①Unityの便利な機能を活用する
        1. (1) 物理計算は Rigidbody に任せる
        2. (2) 角度や方向はtransformを使えばOK!
      2. ②数学が苦手でも使える学習方法
        1. (1) まずは「公式」を知るだけでOK!
        2. (2) Unityのサンプルコードを試してみる
        3. (3) 視覚的に学べるツールを使う
      3. ③ゲーム開発をしながら少しずつ数学を覚える
        1. (1) まずはシンプルなゲームを作る
        2. (2) 必要になったら数学を調べる
    4. 4. ゲーム開発に役立つ数学の基本(これだけ覚えればOK!)
      1. ①座標(ゲームの世界を理解する)
        1. 1. 座標系とは?
      2. ②ベクトル(移動や方向の計算)
        1. 1. ベクトルって何?
        2. 2. ベクトルを使った移動(プレイヤーの移動)
      3. ③三角関数(キャラの回転や弾の発射)
        1. 1. 角度を使って動かす
      4. ④乱数(敵の出現やランダムな動き)
        1. 1. 乱数を使った敵のランダム出現
      5. ⑤物理計算(ジャンプや重力の影響)
        1. 1. ジャンプの実装
    5. 5. ゲーム開発のための数学を学ぶおすすめの方法
      1. ①Udemyで自分のペースで学ぶ
        1. Udemyとは?
        2. Udemyをおすすめする理由
        3. おすすめのUnityコース
      2. ②プログラミングスクールで短期間で習得する
        1. プログラミングスクールとは?
        2. プログラミングスクールのメリット
        3. おすすめのスクール
      3. ③どちらを選ぶべき?
    6. 6. 総括:ゲーム開発における数学の重要性
      1. ①ゲーム開発に必要な数学のまとめ
      2. ②ゲーム開発に数学を活かすコツ
        1. 1. 必要なときに学ぶ
        2. 2. Unityの機能を活用する
        3. 3. ゲームを作りながら応用する
      3. ③まとめ:数学を味方につければ、ゲーム開発の幅が広がる!

ゲーム開発に数学は必要?求められる数学レベルと実践的な活用例

1.ゲーム開発に必要な数学の分野とレベル

ゲーム開発では、数学がさまざまな場面で使われますが、すべての数学を高度に理解する必要はありません。ゲームの種類や開発の規模によって、必要な数学のレベルは異なります。

ここでは、初心者向けに「どのレベルの数学が必要なのか?」を解説したいと思います。

①初級レベル(基礎的な数学)

このレベルでできること: 2Dゲームや簡単なパズルゲームを作れる

ゲーム開発の基本となる数学は、中学校レベルの計算ができれば十分なことが多いです。特に次のような数学は、すぐに役立ちます。

  • 四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)
    • 例:プレイヤーのスコア計算、アイテムの価格設定、HPの減少
  • 割合・比率
    • 例:ダメージ計算(「敵のHPの10%を削る」など)、UIのスケーリング
  • 座標(X, Y)とベクトルの基本
    • 例:キャラクターの移動処理、敵の追跡AI
  • 乱数(ランダムな値)
    • 例:アイテムドロップ、敵の行動パターン

ほとんどのゲーム開発ツール(Unity, UnrealEngine)には「座標の取得」「スコア計算」などの機能が用意されているため、数学が苦手でも問題なくゲームを作れます。

②中級レベル(ゲーム開発に役立つ応用数学)

このレベルでできること: 2D/3Dアクションゲームやシューティングゲームを作れる

ゲームが少し複雑になると、次のような数学が必要になってきます。

  • 三角関数(sin, cos, tan)
    • 例:弾丸の発射角度、カメラの回転、円を描く軌道
  • 行列(3Dゲームで必須)
    • 例:3Dキャラクターの回転やスケール変更、カメラの動き
  • 物理計算(力、重力、摩擦など)
    • 例:ジャンプの挙動、物体の落下、衝突判定
  • 確率・統計
    • 例:ガチャの排出率、敵AIのランダムな動作

三角関数や行列と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際のゲーム開発では 「エンジンが計算してくれる」 場合がほとんどです。

例えば、Unityでは Mathf.Sin()などの関数を使えば簡単に計算できます。

③上級レベル(より高度な数学)

このレベルでできること: 物理エンジンを活用したリアルなゲームやAIを使ったゲームが作れる

プロレベルのゲーム開発になると、さらに高度な数学が使われます。

  • 微分積分
    • 例:リアルな動き(流体シミュレーション、自然なアニメーション)
  • 線形代数(ベクトル、行列の応用)
    • 例:3Dグラフィックスのレンダリング、スケルトンアニメーション
  • ニューラルネットワーク(AIの学習)
    • 例:AIキャラクターの行動パターン、機械学習を使った敵の強化

このレベルの数学は 「学ばなくてもゲーム開発はできる」 ので安心してください。高度な計算は物理エンジンやライブラリが自動で処理してくれます。

2. Unityで数学がどのように使われるか?(具体例)

ここからは、私が普段から使用しているゲームエンジンUnityを前提として解説します。

Unityを使ったゲーム開発では、数学がさまざまな場面で活用されます。しかし、「自分で計算する必要はあるの?」 と思うかもしれません。実際のところ、Unityには数学を簡単に扱うための機能が豊富に用意されているため、数学が苦手でも安心してゲームを作れます。

ここでは、Unityのコードを交えながら、「数学がどのようにゲームに使われるのか?」 を具体的に解説します。

①2Dゲームのキャラクター移動(座標とベクトル)

使用する数学: 座標系、ベクトル、四則演算

2Dアクションゲームでキャラクターを移動させるには、X座標やY座標を変更 します。Unityでは Transform.positionを使って簡単に制御できます。

Unityのコード例(C#)
using UnityEngine;

public class PlayerMovement : MonoBehaviour
{
    public float speed = 5f;  // 移動速度

    void Update()
    {
        float moveX = Input.GetAxis("Horizontal");  // 左右の入力
        transform.position += new Vector3(moveX * speed * Time.deltaTime, 0, 0);
    }
}

このコードでは、プレイヤーの X座標(横方向) を変更することで移動を実現しています。

また、キャラクターを斜めに移動 させる場合は、ベクトルを使って方向を決めます。

Vector3 direction = new Vector3(1, 1, 0).normalized; // 斜め右上の方向
transform.position += direction * speed * Time.deltaTime;

normalizedを使うことで、どの方向でも一定のスピードで移動できます。

②シューティングゲームの弾道計算(三角関数)

使用する数学: 三角関数(sin, cos)、座標変換

シューティングゲームでは、弾を「プレイヤーの向いている方向」に飛ばす必要があります。これは 三角関数(sin, cos) を使うと簡単に実現できます。

Unityのコード例
using UnityEngine;

public class Bullet : MonoBehaviour
{
    public float speed = 10f;

    void Start()
    {
        Rigidbody2D rb = GetComponent();
        rb.velocity = transform.right * speed;  // オブジェクトの向きに弾を飛ばす
    }
}

Unityではtransform.rightを使うと、オブジェクトが向いている方向 に弾を発射できます。つまり、三角関数を自分で計算しなくてもOKってことですね。

もし、特定の角度で弾を発射したい場合はMathf.CosやMathf.Sinを使います。

float angle = 45f * Mathf.Deg2Rad;  // 角度をラジアンに変換
Vector2 direction = new Vector2(Mathf.Cos(angle), Mathf.Sin(angle));
rb.velocity = direction * speed;

この方法を使うと、任意の角度で弾を発射できます。

③3Dゲームのカメラ制御(行列とベクトル)

使用する数学: ベクトル、行列変換

3Dゲームでは、プレイヤーの後ろにカメラを配置し、プレイヤーの動きに追従させることが一般的です。これは 行列計算やベクトル を使って制御できますが、Unityには Transform.LookAt() という便利な関数があるので簡単に実装できます。

Unityのコード例
using UnityEngine;

public class CameraFollow : MonoBehaviour
{
    public Transform player;
    public Vector3 offset = new Vector3(0, 5, -10); // カメラの位置オフセット

    void LateUpdate()
    {
        transform.position = player.position + offset;
        transform.LookAt(player); // プレイヤーを常に見る
    }
}

このコードを使うと、カメラが常にプレイヤーを見つめる形で追従するようになります。

Unityでは、カメラの回転や移動も関数を使って簡単に制御できるため、行列計算を意識する必要はほぼありません。

④RPGのダメージ計算(乱数・確率)

使用する数学: 乱数、確率

RPGでは、攻撃時に「クリティカルヒット」が発生することがあります。Unityでは、Random.value(0〜1の乱数) を使うことで確率的なイベントを簡単に実装できます。

Unityのコード例
using UnityEngine;

public class DamageCalculator : MonoBehaviour
{
    public float baseDamage = 10f;
    public float criticalChance = 0.2f;  // 20%の確率でクリティカル

    public float CalculateDamage()
    {
        float damage = baseDamage;
        if (Random.value < criticalChance)
        {
            damage *= 2;  // クリティカルヒットでダメージ2倍
            Debug.Log("Critical Hit!");
        }
        return damage;
    }
}

このコードでは、20%の確率でダメージが2倍になる処理をしています。

⑤アクションゲームのジャンプと重力(物理計算)

使用する数学: 力学、重力計算

Unityには 物理エンジンが組み込まれているため、自分で物理計算をする必要はありません。例えば、キャラクターをジャンプさせる場合、Rigidbody2Dの AddForce()を使えば簡単に実装できます。

Unityのコード例
using UnityEngine;

public class PlayerJump : MonoBehaviour
{
    public float jumpPower = 5f;
    private Rigidbody2D rb;

    void Start()
    {
        rb = GetComponent();
    }

    void Update()
    {
        if (Input.GetKeyDown(KeyCode.Space))
        {
            rb.velocity = new Vector2(rb.velocity.x, jumpPower);
        }
    }
}

このコードでは、スペースキーを押すとプレイヤーが上方向にジャンプします。

Unityの物理エンジンは自動で重力を適用してくれるため、重力の計算を自分で行う必要はありません。

このように、Unityには数学を意識せずに使える便利な機能が多く用意されています。基本的な考え方を理解していれば、数学が苦手でも問題なくゲームを作ることができます。

3. 数学が苦手でもUnityでゲーム開発はできる?

「ゲーム開発には数学が必要」と聞くと、数学が苦手な人は不安に感じるかもしれません。しかし、Unityには数学を意識せずに使える便利な機能がたくさんあります!

この章では、「数学が苦手でもゲーム開発を続けるための方法」を紹介します。

①Unityの便利な機能を活用する

Unityには、数学の知識がなくても使える便利な関数やツールが多く用意されています。

(1) 物理計算は Rigidbody に任せる

Unityには物理エンジンが組み込まれており、オブジェクトの動きを簡単にシミュレーションできます。

例えば、キャラクターがジャンプする際の重力計算や、物が落下する処理は、Rigidbody2Dを使えば自動で処理してくれます。

rb.velocity = new Vector2(rb.velocity.x, jumpPower); // ジャンプ

数学的な計算をしなくても、Rigidbodyが重力を適用してくれるので、落下が自然に再現されます。

(2) 角度や方向はtransformを使えばOK!

3Dゲームでオブジェクトを回転させたり、特定の方向を向かせたりするには行列計算三角関数が必要ですが、Unityには便利な関数があります。

  • transform.LookAt(target.position); → オブジェクトをターゲットの方向に向ける
  • Quaternion.Euler(0, 90, 0); → X/Y/Z軸の角度を指定して回転させる
  • transform.forward * speed; → 現在向いている方向に移動させる

    このような関数を使うことで、複雑な数学を意識せずに処理ができるようになっています。

    ②数学が苦手でも使える学習方法

    「数学が苦手だからゲーム開発は難しい・・・」と感じている人でも、以下の方法がおすすめです。

    (1) まずは「公式」を知るだけでOK!

    数学のすべてを理解する必要はありません。「ゲームでよく使う公式だけ」 覚えておけば大丈夫です!

    例えば、以下のようなシンプルな公式を知っているだけで、スムーズにゲームを作れます。

    • 速度 = 距離 ÷ 時間(キャラの移動速度を決める)
    • sin, cos を使うと角度に基づいた動きができる(弾の発射方向)
    • 乱数でランダムな動きを作れる(敵の出現、ダメージ計算)

      「数学の意味を深く理解しようとしない」 のがコツ!私も正直理解してないことが多いです。公式を 「こういうときに使う」 という形で覚えておけばOK。

      (2) Unityのサンプルコードを試してみる

      数学の知識がなくても、Unityで実際に動かしながら学ぶのが効果的です。

      例えば、シューティングゲームを作りたいなら、Unity公式のサンプルプロジェクトを試してみるのも良い方法です。

      Unityの公式サンプルプロジェクト(無料)

      • FPS Microgame(FPSゲームのサンプル)
      • Karting Microgame(カートレースのサンプル)
      • 2D Platformer(2Dアクションのサンプル)

      これらを改造しながら、「どうやって動いているのか?」を理解すると、数学が苦手でも感覚的に学べます。

      UnityLearnには、初心者の方を対象とした様々なチュートリアルが用意されているので、どんどん手を付けてみるものアリでしょう。

      (3) 視覚的に学べるツールを使う

      「数式だけ見ても意味がわからない!」という人は、視覚的に学べるツールを使うのがおすすめです。

      • Desmos(無料のオンライン関数グラフツール)
      • GeoGebra(3Dの数学を視覚的に学べる)
      • PhETシミュレーション(物理・数学の動きをシミュレーションできる)

        例えば、「三角関数」がどのように動きに影響するのか、グラフで見れば直感的に理解できます。

        ③ゲーム開発をしながら少しずつ数学を覚える

        最初から数学を完璧に理解しようとする必要はありません。Unityを使って実際にゲームを作りながら、必要になったときに少しずつ学ぶのが最も効果的です。

        (1) まずはシンプルなゲームを作る

        いきなり高度な3Dゲームを作るのではなく、「数学の知識がほぼ不要なゲーム」 から始めると良いでしょう。

        • 簡単な2Dゲーム(ブロック崩し、2Dシューティング)
        • 物理エンジンを使ったゲーム(ピンボール、ボール転がし)

        この辺が初心者の方にはおすすめじゃないでしょうか。

        → Unityの機能を使えば、数学の知識がなくても作れるゲームがたくさんあります!

        (2) 必要になったら数学を調べる

        例えば、敵キャラをプレイヤーに向かって動かしたいと思ったときに、「方向の計算ってどうやるんだろう?」と調べればOKです。

        最初に「数学を勉強してからゲームを作る」のではなく、「ゲームを作りながら必要な数学を覚える」 ほうが挫折せずに続けられます。

        4. ゲーム開発に役立つ数学の基本(これだけ覚えればOK!)

        「ゲーム開発には数学が必要」と言われても、すべての数学を学ぶ必要はありません。実際にゲームを作るうえで最低限知っておくと便利な数学を、初心者向けに解説します。

        ①座標(ゲームの世界を理解する)

        1. 座標系とは?

        Unityでは、オブジェクトの位置を X, Y, Z の3つの数値(座標)で表します。

        • 2Dゲーム: X(横)と Y(縦)で表す
        • 3Dゲーム: X(横)、Y(縦)、Z(奥行き)で表す

        例えば、キャラクターが画面の中央にいる場合:

        transform.position = new Vector3(0, 0, 0); // (X=0, Y=0, Z=0)

        プレイヤーを右に移動させるには、X座標を増やします。

        transform.position += new Vector3(1, 0, 0);

        ゲーム開発では、「座標の値を変えるだけ」でオブジェクトを動かせます。

        ②ベクトル(移動や方向の計算)

        1. ベクトルって何?

        ベクトルとは、「大きさ」と「方向」を持った数値のことです。

        例えば:

        • (1, 0, 0) → 右に向かうベクトル
        • (0, 1, 0) → 上に向かうベクトル

        Unityでは、オブジェクトの移動にベクトルを使います。

        2. ベクトルを使った移動(プレイヤーの移動)
        Vector3 moveDirection = new Vector3(1, 0, 0); // 右方向に移動
        transform.position += moveDirection * Time.deltaTime;
        

        「どの方向に、どれくらい進むか」をベクトルで表すと便利です。

        ③三角関数(キャラの回転や弾の発射)

        1. 角度を使って動かす

        例えば、シューティングゲームで「特定の角度で弾を発射する」場合、三角関数を使います。

        45度の方向に弾を飛ばしたい場合

        float angle = 45f * Mathf.Deg2Rad; // 角度をラジアンに変換
        Vector2 direction = new Vector2(Mathf.Cos(angle), Mathf.Sin(angle)); // 方向ベクトル
        rigidbody.velocity = direction * speed;
        

        「cos」と「sin」を使えば、角度を指定して移動できる!

        ④乱数(敵の出現やランダムな動き)

        ゲームでは、敵の出現位置やアイテムの効果などをランダムに決めることがよくあります。

        1. 乱数を使った敵のランダム出現
        float randomX = Random.Range(-5f, 5f);
        float randomY = Random.Range(0f, 3f);
        Vector3 spawnPosition = new Vector3(randomX, randomY, 0);
        Instantiate(enemyPrefab, spawnPosition, Quaternion.identity);

        「Random.Range()」を使えば、簡単にランダムな値を作れる!

        ⑤物理計算(ジャンプや重力の影響)

        Unityには物理エンジンがあるので、力学の知識がなくてもRigidbodyを使えばOKです。

        1. ジャンプの実装

        rb.velocity = new Vector2(rb.velocity.x, 5f); // 上に向かってジャンプ

        → Rigidbodyを使えば、重力を自動で適用してくれるので、物理の計算は不要です。

        5. ゲーム開発のための数学を学ぶおすすめの方法

        ここでは、おすすめのゲーム開発学習方法としてUdemyとプログラミングスクールという2つの学習手段を紹介します。

        ①Udemyで自分のペースで学ぶ

        Udemyとは?

        Udemyは、オンラインで好きな時間に学習できるプラットフォームです。ゲーム開発に関するコースも豊富で、Unityの基礎から数学を活用した応用まで 学ぶことができます。

        Udemyをおすすめする理由
        • 自分のペースで学べる(好きな時間に勉強できる)
        • 買い切り型なのでコスパが良い(セール時なら数千円で買える)
        • ゲーム開発に特化したコースが充実
          おすすめのUnityコース

          UdemyにおけるおすすめのUnityコースについては下記の記事にて紹介しているので、是非参考にしてください。

          → まずはセールを狙って、気になるコースを1つ買ってみるのがおすすめです。

          ②プログラミングスクールで短期間で習得する

          プログラミングスクールとは?

          プログラミングスクールは、講師から直接学べる学習スタイルです。

          数学が苦手でも、質問しながら学習できるので、短期間で効率よくスキルを身につけたい人におすすめ です。

          プログラミングスクールのメリット
          • 質問ができるので、つまずきにくい
          • カリキュラムが組まれているので、学習の方向性に迷わない
          • 就職・転職のサポートがあるスクールも多い
            おすすめのスクール

            おすすめのオンラインスクールについても、下記の記事にて紹介しているのでこれから本腰を入れてゲーム開発を学んでみたい場合にチェックしてみてください。

            → 費用はかかるが、短期間でゲーム開発のスキルを身につけたいならスクールが最適です。

            ③どちらを選ぶべき?

            学習スタイル Udemy プログラミングスクール
            費用 安い(セール時なら数千円) 高め(数万円〜数十万円)
            学習ペース 自分のペースでOK スケジュール管理が必要
            質問・サポート 基本的に自己解決 講師に質問できる
            向いている人 コストを抑えて学びたい人 短期間でしっかり学びたい人

            「まずはUdemyで独学し、もっと学びたくなったらスクールを検討する」 という流れもおすすめです!

            6. 総括:ゲーム開発における数学の重要性

            ここまで、Unityを使ったゲーム開発に役立つ数学の基本等について解説してきました。

            「ゲーム開発に数学が必要」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際に必要なのは基本的な概念だけであり、すべての数学を理解する必要はありません。

            ①ゲーム開発に必要な数学のまとめ

            今回学んだ内容を振り返ると、ゲーム開発で重要な数学は以下のように整理できます。

            数学の分野 活用例
            座標 オブジェクトの位置管理(2D・3D空間)
            ベクトル キャラの移動、方向の計算
            三角関数 角度を使った移動(弾の発射、カメラの回転)
            乱数 敵のスポーン位置、アイテムのランダム配置
            物理計算 ジャンプ、重力、衝突処理

            「数学」と聞くと複雑な数式を思い浮かべがちですが、Unityではこれらの数学を直感的に扱える機能が用意されているため、難しく考えなくても大丈夫です。

            ②ゲーム開発に数学を活かすコツ

            1. 必要なときに学ぶ

            最初から数学を完璧に理解しようとするのではなく、ゲームを作りながら少しずつ学ぶのがベストです。

            「こういう動きを作りたい」と思ったときに、その動きを作るのに必要な数学を調べるという流れで進めると、実践的な知識が身につきます。

            2. Unityの機能を活用する

            Unityには、数学の知識がなくても使える便利な機能(TransformやVector3、Physicsなど)が豊富に用意されています。

            最初は 「とりあえず動かしてみる」 ことを優先し、理解が追いつかなくても実装してみるのが大切です。

            3. ゲームを作りながら応用する

            今回紹介したチュートリアルのように、簡単なゲームを作りながら数学を活用する練習 をすると、知識が定着しやすくなります。

            例えば、次のような応用を考えてみると、さらに理解が深まります。

            • 敵がプレイヤーに向かって加速する(速度の調整)
            • 弾の軌道を放物線にする(重力の考慮)
            • カメラがプレイヤーを追従する(位置補間の活用)

            ③まとめ:数学を味方につければ、ゲーム開発の幅が広がる!

            「ゲーム開発をしたいけど、数学が苦手だから無理かも・・・」と思っていた人も、基本的な数学の知識だけで十分にゲームが作れることが分かったのではないでしょうか?

            数学はゲームの動きをより自然に、より面白くするための強力なツールです。

            最初は苦手意識があるかもしれませんが、少しずつ実践を重ねることで、気づけば数学を当たり前のように使いこなせるようになります。

            「数学を使いこなして、もっと面白いゲームを作りたい!」

            そんな気持ちが少しでも芽生えたら、次のステップへ進む準備はできています。

            色々と試行錯誤して、ゲーム開発を楽しんでください。