低スペックPCでゲームプログラミングを行おうとするとこうなります

今回は、自宅にある低スペック(ロースペック)PCでゲームプログラミングを行うとどうなるのかについて紹介します。

よく、プログラミングを始めるにはハイスペックPCじゃないと厳しいという話を耳にする方が多いんじゃないでしょうか。

答えはYesでもありNoでもあるんですが、私が日頃から行っているUnityのゲームプログラミングを例に見ていきましょう。

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低スペックPCでゲームプログラミングを行おうとするとこうなります

まずは、例として使用する私のパソコンのスペックについて紹介します。

CPU:Intel(R)Celeron(R) CPU G1820 @2.70GHz
メモリ:4GB
ストレージ:260GB(HDD)

CPUやメモリはご覧の通りです。お世辞にもハイスペックPCとは言えませんね・・・。

Unity Hubからプロジェクトを起動する

Unityはゲームエンジンとして有名で、誰でも手軽に3Dゲームの開発に取り組めることが魅力です。

2Dゲームの開発にも利用できるのですが、今回は以前から作成している3Dゲーム用のプロジェクトを立ち上げてみます。

それでは、このパソコンからUnityのプロジェクトを立ち上げてみます。

UnityHub

赤枠がプロジェクトとなります。右下に表示されている時間を覚えておいてください。

Unityエディタ①

はい。なんとプロジェクトが立ち上がるまで20分も経過していました。起動するだけですよ?

この時点でかなりの時間をロスすることになりますね。

Unityエディタ②

続いて、プログラムを書くために必要なツールであるVisual Studioを起動させます。

Unityの売りは、プログラミングを行わなくともシンプルなゲームを作れる点ですが、オリジナリティ溢れるものや、細かい処理を実装する必要がある場面ではプログラムを書くこともあります。

Visual Studio

こちらも起動するまで約10分もかかりました。

UnityプロジェクトからVisual Studioの起動までトータルで約30分もかかってしまうわけです。

この時点でメモリもパンパンです。

また、プログラミング作業を行う場合は分からない部分はブラウザで調べ物をしながら行うことが一般的ですので、このようなロースペックPCで作業を進めると非常に大変です。

※中堅スペックPCとの比較についても記事にしました。

ゲームプログラミングが出来ないわけではないが向いていない

一応曲りなりにも、ゲームプログラミングが出来ると言えば出来ます。しかし、先ほど検証したように1つ1つの作業に物凄く時間がかかります。

起動するまでは特に時間を食われますが、その後の作業は少しスムーズになります。

どのようなゲームを作るのかによっても、異なりますが基本的にゲームプログラミングは可能と言えますね。

私は、Pyhtonを使ったゲーム開発も行っており、ゲームの作り方を当ブログで記事にもしているんですが、その統合開発環境のPycharmの起動時間は約1分半程です。

ですから、一概にゲームプログラミングと言っても様々ありますので、Pythonで作るレトロチックなゲーム開発が目的なら低スペックPCでも十分ゲームプログラミングが可能なわけですね。

ただ、やはり開発作業は効率が重要ですので、本格的な3Dゲームプログラミングを行いたい場合はハイスペックPCを利用することがベターでしょう。

それでも低スペックPCで高度なゲームプログラミングを行いたい場合

少しでも快適にするために低スペックPCを使用して背伸びした開発を行う場合のポイントは、常駐ソフトをオフにしたり、不要なブラウザ等は閉じるようにすることですね。

当たり前のことですが、裏で何かしら起動している状態だと重くなりますのでブラウザも検索用に1つ残すぐらいで最低限にしておくことが良いです。

あとは、マルチディスプレイも根本的な解決ではありませんがおすすめです。ウィンドウの切り替えが多少楽になるでしょうし、プログラミングにマルチディスプレイは最適な組み合わせです。

まとめ

市場にはたくさんのパソコンが出回っていますが、スペックは様々です。

それだけ、色々なニーズに合わせて用意されているので、自分の目的に応じてその条件のスペックを持っているパソコンを選ぶようにしましょう。