無料相談で何を聞く?Unityスクールで失敗しない質問リスト30

無料相談は「押しに負けて申し込む場」ではなく、自分の条件に合うかを確かめる面談です。
この記事では、聞くべき30の質問を目的別に並べ、回答の見極めポイントまでセットにしました。
さらに最後にメモ用テンプレとチェックリストも置いておきます。

相談前に決めておく自分の前提3つ

  1. 目的:VR/スマホゲーム/PCインディー/業務活用(どれ?)

  2. 学習時間:平日・週末で何時間を固定できるか

  3. 期間と予算の上限:例)「3か月以内/上限15万円」

この3つがあるだけで、営業トークに流されず比較軸がブレません。

質問リスト30(カテゴリ別)

A. カリキュラム&到達レベル(6問)

  1. このコースの卒業時の姿を一文で言うと?
    見極め:曖昧な表現ではなく、作品の規模や出来ることが具体的だと良いです。

  2. VR/モバイル/PCなど、目的別の分岐はありますか?

  3. Unityのバージョン/レンダリング(URP等)の想定は?

  4. InputSystem前提ですか?古いInputManagerも扱いますか?

  5. ポートフォリオは何本・どの規模を作りますか?

  6. 受講後にどの仕事を想定していますか?(例:小規模受託/インターン など)

B. 講師・メンター体制(5問)

  1. 講師は現役開発者ですか?チーム経験は?

  2. 担当制ですか?毎回同じ人が見ますか?

  3. レビュー(コード/設計)はどの単位・頻度で受けられますか?

  4. 質問への一次回答(目安の返答時間)は?

  5. 過去受講生のつまずきの典型例と、そこでのフォローは?

C. 学習サポート・質問チャネル(5問)

  1. 質問はチャット/通話/画面共有など何種類ありますか?

  2. 質問可能な時間帯(平日夜・土日)は?上限回数は?

  3. 最小再現プロジェクトを見てくれますか?ZIPやGitで渡せますか?

  4. レビューの待ち時間の平均は?混雑時はどうなりますか?

  5. 英語ドキュメントやエラー調査の“やり方”も教えますか?

D. 学習設計・スケジュール(4問)

  1. 週○時間で進める想定ですか?社会人想定のプラン例は?

  2. 遅延や休会のルールは?(延長料金/上限)

  3. 中間レビューの締切日は最初に決まりますか?

  4. 受講前の準備(PCスペック・ソフト)と初週のゴールは?

E. 成果物・評価・転職/副業支援(4問)

  1. ポートフォリオのレビューは“何回・どの観点”で受けられますか?

  2. 就職・副業のサポート(書類添削/面談/案件紹介)の範囲は?

  3. 受講中に外部へ見せる機会はありますか?(LT会・発表会など)

  4. 卒業後のコミュニティや継続質問の可否は?期間は?

F. 料金・契約・返金(4問)

  1. 総額(入学金・教材費・アセット費・分割手数料)を全部足すといくら?

  2. 返金規約とクーリングオフ相当の条件は?

  3. 延長・再受講の費用は?

  4. 給付金対象か?対象でない場合の値引き条件は?

G. 受講体験(2問)

  1. 体験課題はありますか?どのくらい時間がかかりますか?

  2. 過去の実例(受講生の作品URL・掲載可のGitHub)は見られますか?

回答の見極めポイント早見表

  • 到達像が1文で言えるか → ぼんやりなら危険。

  • 返答SLAが明言されるか → 「できるだけ早く」はNG。

  • レビューの観点が具体的 → 「良い・悪い」でなく、設計/責務分離/UI/UXなど。

  • 総額がその場で出るか → 後出し費用がないか要確認。

  • 作品URLが見られるか → 実績の透明性。

相談の持ち物テンプレ(コピペOK)

自己紹介(30秒)

  • 目的:VR/スマホ/PC/業務(どれか)

  • 学習時間:平日○h/土日○h

  • 期間と予算:上限○か月/上限○万円

  • 現状:独学○週、作ったもの(あればURL)

聞きたいこと

  • 上の30項目の中から、優先の10項目に★を付けて持ち込みます。

レッドフラッグ(その場で保留にしてOKなサイン)

  • 回答が「大丈夫です」「できます」だけで根拠が薄い

  • 総額や規約をPDFで出せない/見せない

  • 相談後に強い即日契約の圧(いまだけ割引連呼)

  • 実例URLを見せない(著作権配慮は理解できますが、一切見せないのは不安)

相談後の比較の仕方:5つの点数で合計100点

  1. 目的適合(20点):自分の目的に特化しているか

  2. サポート密度(25点):回答/レビュー頻度/時間帯

  3. 成果の保証度(20点):作品本数・発表機会・添削の具体性

  4. 柔軟性(15点):延長・休会・再受講の条件

  5. コスト妥当性(20点):総額と内容の釣り合い

スプレッドシートで3校並べ、100点満点で点を入れると感情に流されず決められます

よくある疑問(Q&A)

Q. 何校くらい相談すべき?
A. 最低2校、多くて3校で十分です。質問は同じものを使い回すのがコツです。

Q. 相談の最後に決めませんか?と言われたら?
A. 「今日決めない」を前提に、比較用の資料(PDF/規約)をお願いしましょう。

Q. 社会人で時間が取りにくい…
A. 質問時間帯とレビュー予約の柔軟性が鍵です。夜間・休日対応のを必ず確認してください。