【Unity】Unity Learnの使い方|日本語で学ぶコツと無料パスウェイの順番

Unity Learn は Unity 公式の学習サイトで、2020年から全部無料になっています。2026年10月時点では、2週間で終わる「Unity Essentials」から12週間かけて進める「Junior Programmer」まで、6本のパスウェイ(体系立てたコース)が並んでいます。

この記事で分かるのは、Unity Learn の始め方、日本語版がある教材の切り替え方、6本のパスウェイをどの順番で進めるか、そして英語でつまずいた時の補い方です。「英語ばかりで、どこから手をつければいいのか分からない」という人が、今日の夜に最初の1本を始められるところまでを目指して書きました。

先に結論を書いておくと、最初は日本語版がある「玉転がし(Roll-a-Ball)」で一度ゲームを完成させ、そのあと英語の「Unity Essentials」→「Junior Programmer」と進む順番が、挫折しにくい道筋だと思います。
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Unity Learnとは?無料で使える公式の学習サイト

Unity Learn(learn.unity.com)は、Unity Technologies が運営している学習用のサイトです。チュートリアル、コース、プロジェクト、パスウェイという4種類の教材があり、どれも Unity ID でサインインすれば費用はかかりません。以前は有料の「Unity Learn Premium」がありましたが、2020年に無料化されて今の形になりました。

教材の種類が多いので、最初に違いだけ押さえておくと迷いにくいです。

チュートリアル・コース・プロジェクト・パスウェイの違い

いちばん小さい単位がチュートリアルで、「カメラをプレイヤーに追従させる」のように1つの作業だけを扱います。それを何本か束ねて1つのゲームを作り上げるのがプロジェクトやコース。たとえば「玉転がし(Roll-a-Ball)」は8本のチュートリアルと1本の演習でできています。

パスウェイはさらに大きなまとまりで、数週間〜3か月ほどかけて、基礎から作品づくりまでを順番に進める構成です。パスウェイによってはミッションごとに区切られていて、知っている内容を確認テストで飛ばせる仕組みもあります。修了すると、SNS などで共有できるデジタルの修了バッジがもらえます。

Unity Hub の「Learn」タブとの関係

Unity Hub の左側にも「Learn」という項目があります。ここは Unity Learn の教材の入口で、サンプルプロジェクトをそのままダウンロードして開けるのが便利なところです。一方、何週間もかけて進めるパスウェイは、ブラウザで learn.unity.com を開いて一覧から選ぶほうが全体を見渡せて分かりやすいですね。

Unity Learnの使い方|サインインから最初のコースを始めるまで

始めるまでの流れは3つだけです。

1. Unity ID でサインインする

learn.unity.com を開き、右上からサインインします。Unity Hub やアセットストアで使っている Unity ID がそのまま使えるので、新しくアカウントを作る必要はありません。進み具合や XP(経験値)を記録するためにも、最初にログインしておくと安心です。

2. サイトの表示言語を日本語にする

ページ下部の「LANGUAGE」から「日本語」を選ぶと、メニューやボタンが日本語になります。「コースを開始」「コースの概要」といった表記に変わるので、操作で迷うことはぐっと減るはずです。

ただし、ここで変わるのはサイトの枠の部分だけ。教材の本文や動画は、教材ごとに用意された言語で表示されます。ここを勘違いして「日本語にしたのに英語のままだ」と戸惑う人が多いので、次の見出しで詳しく書きますね。

3. 教材を選んで「コースを開始」を押す

教材のページを開くと、難易度(Beginner など)、所要時間、もらえる XP が表示されています。「コースを開始」を押すと最初のチュートリアルが開き、左側の目次から各ステップへ移動できます。

Unity のバージョンにも目を向けておきましょう。教材によっては目次の上に「Unityバージョン」が表示され、切り替えられるようになっています。英語版の Roll-a-Ball では 6.3 が表示されていました(2026年10月時点)。手元の Unity とバージョンが大きく違うと、メニューの場所や画面が説明と合わないことがあるので、最初に揃えておくと後で困りません。

Unity Learnを日本語で使うには?日本語版がある教材の探し方

「Unity Learn 日本語」で検索する人が多いのは、やはり英語が壁になっているからだと思います。結論から書くと、全部が日本語になるわけではありません。ただ、日本語版が用意されている教材もあります。

教材ページの「Languages available」で切り替える

教材のページには「Languages available」という欄があり、その教材が対応している言語が並んでいます。ここで「日本語」を選ぶと、日本語版の教材に切り替わります。

たとえば英語版の「3D Beginner Game: Roll-a-Ball」(所要2時間50分)は、Languages available に 日本語・English・한국어 が並んでいて、日本語を選ぶと日本語版のコース「玉転がし(Roll-a-Ball)」に移ります。日本語版の所要時間は2時間10分の表示で、概要や手順の説明も日本語で書かれていました。

初めて Unity を触る人なら、まずこの日本語版で1本完成させるのがいちばん手堅いと思います。ボールを転がしてアイテムを集め、スコアを表示して、最後にビルドまでする流れなので、「ゲームが1本できた」という手応えが得られます。

パスウェイは英語中心です。教材ページの表示(2026年10月時点)では、Unity Essentials は English・Español、Junior Programmer は English・Español・한국어、Game Development は English のみでした。日本語の欄がない教材は、英語で進めることになります。

英語の教材を読むときのコツ

英語版を進めるなら、ブラウザのページ翻訳(Chrome の「日本語に翻訳」など)を使うのが手軽です。本文の説明はかなり読みやすくなります。

ひとつ注意したいのが、メニュー名やボタン名まで翻訳されてしまうこと。「Inspector」や「Add Component」のような名前まで日本語になると、英語表示の Unity の画面と照らし合わせにくくなります。手順のところだけは原文の英語表示に戻して、エディターの表記と1語ずつ見比べるのがおすすめです。

英語に自信がなくても、Unity Learn の英文は短い命令形が多く、「Select」「Drag」「Add Component」あたりの単語を覚えるだけでも追いかけやすくなります。最初の数日だけ我慢すれば、むしろ英語のメニュー名に慣れて、海外の情報も検索しやすくなるのが副産物ですね。

無料パスウェイ6本の内容と、おすすめの進め方

2026年10月時点で learn.unity.com/pathways に並んでいるパスウェイは次の6本です。期間と難易度はサイト上の表示をそのまま載せています。

パスウェイ 期間の目安 難易度 向いている人
Unity Essentials 2週間 Foundational Unity を初めて触る人
Junior Programmer 12週間 Beginner C# でゲームの仕組みを書けるようになりたい人
Creative Core 10週間 Beginner ライティングやエフェクトなど見た目を作りたい人
Game Development 12週間 Beginner 3D・2Dのゲームを企画から完成まで作りたい人
VR Development 6週間 Beginner VR アプリを作りたい人
Mobile AR Development 8週間 Foundational スマホの AR アプリを作りたい人

Unity Essentials:最初の2週間

家の部屋をひとつずつ作りながら、エディターの操作、プレハブ、スプライトの切り出し、3D サウンド、カメラの設定、ビルドまでを一通り触るパスウェイです。スクリプトも「読める」ところまでは扱います。日本語版の玉転がしを終えた人なら、ここで操作の抜けを埋めるイメージで進めるとちょうどいいと思います。

Junior Programmer:プログラミングを本格的に

C# を書いてゲームの仕組みを作れるようになるためのパスウェイで、期間は12週間と長めです。後半ではシーンの切り替え、データの保存(data persistence)、オブジェクト指向といった、自作ゲームで必ず必要になる話題が出てきます。ページには「Unity Essentials を先に終えておくこと」が推奨として書かれていて、数学の前提知識は不要とされています。

修了時にもらえる XP が +3000 と大きく、パスウェイの中でも中心的な位置づけです。ゲームを作りたい人なら、Essentials の次はここを選べば外れはありません。

Creative Core と Game Development はどう選ぶ?

Creative Core は、ライティング、マテリアル、エフェクト、アニメーションなど「見た目」の側を学ぶ10週間のパスウェイです。モデルやイラストは作れるけれど Unity での見せ方が分からない、という人に合っています。

Game Development は、簡単な3Dゲームと2Dゲームを作ったあと、ゲームデザインドキュメント(企画書)を書いて自分のゲームを完成させる流れです。ページには Unity 認定資格「Unity Certified Associate: Game Developer」の試験対策になると書かれています。資格に興味があるなら、Junior Programmer の後にこちらへ進む道もあります。

VR・AR は目的がはっきりしてから

VR Development と Mobile AR Development は、作りたいものが決まっている人向けです。どちらも Unity の基本操作が分かっている前提で進むので、Essentials を飛ばしていきなり始めるのはあまりおすすめしません。

目的別の進め方(例)
・ゲームを作りたい:玉転がし(日本語)→ Unity Essentials → Junior Programmer
・見た目にこだわりたい:玉転がし(日本語)→ Unity Essentials → Creative Core
・資格も取りたい:Junior Programmer のあとに Game Development
・VR を作りたい:Unity Essentials → VR Development

なお、このブログの別の記事でも、Unity 6 から始める人向けの3ステップを書いています。Unity Learn の後に何をするかまで含めて整理しているので、あわせて読むと流れがつかみやすいはずです。

Unity Learnだけで足りる?つまずきやすい所と補い方

無料でここまでそろっているなら、Unity Learn だけで十分では?と思うかもしれません。実際、手順どおりに進める力はしっかり身につきます。ただ、つまずきやすい所が3つあります。

1つめは英語。日本語版のある教材が限られるので、パスウェイに入ったあたりで手が止まる人が多いです。2つめは、エラーが出た時に聞ける相手がいないこと。手順を飛ばしたのか、バージョンの違いなのか、自分では判断できない場面が必ず来ます。3つめが、教材の外に出た時に何を作ればいいか分からなくなること。チュートリアルを全部終えたのに、白紙のプロジェクトを前にすると手が動かない、というのは独学でよく聞く話です。

独学で止まってしまう原因と抜け出し方は、こちらの記事に詳しくまとめています。

日本語の動画で補うなら Udemy

英語がどうしてもつらい場合は、日本語の動画講座と組み合わせるのが現実的です。Udemy には日本語の Unity 講座がたくさんあり、セールの時期なら数千円で買えるものも多くあります。実は筆者も Udemy でUnity のアクションゲーム開発入門コースを公開しています。初心者向けの日本語講座の選び方は、次の記事にまとめました。

自作ゲームの機能は「作る」と「買う」を分ける

教材を終えて自分のゲームを作り始めると、インベントリ、会話、セーブといった「どのゲームにもあるけれど、作るとなると大変な仕組み」にぶつかります。学ぶ目的ならスクリプトを自分で書くのが一番の練習です。一方で、完成させることが目的なら、そこはアセットに任せて、自分のゲームならではの部分に時間を使う選択もあります。

今週はインベントリ(アイテム管理)をテーマに記事を書いていて、アセットの選び方と比較はこちらにまとめました。Junior Programmer で学ぶデータの保存やオブジェクト指向が、そのままアセットの中身を読む力にもなります。

ほかのジャンルのアセットも含めて、定番を一覧で見たい人は人気アセット40選もどうぞ。

質問できる環境がほしい人は、Unityを扱うスクールも比較を

「仕事にしたい」「半年以内に作品をそろえたい」のように期限がある人は、質問できる環境にお金を払うのもひとつの手です。Unity Learn で基礎を自習しておけば、スクールでは分からない所の質問や作品づくりに時間を回せるので、受講料のぶんをむだにしにくくなります。

Unity を扱うオンライン講座のうち、公式ページで内容を確認できた2つを挙げておきます(2026年10月時点)。

TECH STADIUM(テックスタジアム)の Unity コース

約2か月で修了するオンラインのカリキュラムで、Slack で待機している講師に何度でも質問できる形式です。C# の基礎からサーバー連携、Photon を使ったネットワーク対戦、最終課題とポートフォリオづくりまで進みます。料金は公式ページ上部に税込99,000円と表示されていますが、ページ内に「9万円(+税)」の表記もあるので、申し込み前に説明会で確認しておくと安心です。「質問できる相手がいない」が悩みの人には合っていると思います。

TECH STADIUMのUnityコースについて

デジハリ・オンラインスクールの Unity 講座

「Unity講座[基礎・実践編]」は約18時間の動画で学ぶオンデマンド型で、受講期間は約6か月、料金は税込99,000円です。基礎編で3D空間を歩いてミッションをクリアするゲームを作り、実践編ではシェーダーやエフェクトを含むフィールドアクションへ進みます。公式ページでは3DCGソフトの経験がある人向けとされているので、Blender などでモデルを作れて、それを Unity で動かしたい人に向いています。

デジハリオンラインのUnity講座

ほかのスクールも含めた比較は、こちらの記事で扱っています。

まとめ:まず日本語の「玉転がし」を1本終わらせる

Unity Learn は、無料なのが信じられないくらい中身のそろった公式教材です。使い方のポイントをもう一度並べておきます。

サイトの表示言語を日本語にしても、教材の中身は教材ごとの言語のまま。日本語で始めたいなら、教材ページの「Languages available」で日本語に切り替えられる「玉転がし(Roll-a-Ball)」から入るのが近道です。そのあとは Unity Essentials(2週間)、Junior Programmer(12週間)の順に進めば、自分のゲームを作り始める土台ができます。

英語や質問相手の問題で止まりそうなら、日本語の動画講座やスクールで補えばいい。大事なのは、止まったまま時間を過ごさないことだと思います。

自分のゲームを作り始めて有料アセットが欲しくなったら、買う前に今月のアセットストアのセール情報も確認してみてください。同じアセットが半額以下になっていることも珍しくありません。

著者プロフィール
うんくん

IT系に特化した記事がメインです。(Unity多め。)
Udemy講師もやっています。よろしくお願いします。

※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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