ゲームアプリの開発を行う際のツールの選び方とおすすめ3選

今回は、これからスマホアプリなどのゲームを開発してみたい!と思っている方に、ゲームを開発するための開発ツールの選び方についてお話したいと思います。

アプリと言えば、企業が作っているものだと思っている方も多いと思いますが、個人開発でアプリをリリースしている人たちもたくさんいます。

今は、初心者でも簡単なゲームアプリなら便利なツールを駆使することで簡単に作れますし、参入する敷居が低くなったことで、個人開発を行う方が増えています。

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ゲームアプリの開発を行う際のツールの選び方とおすすめ3選

どれくらいプログラミングについて知っているか

ゲームの開発となると、イメージされるのが「プログラミング」だと思います。

確かに、基本的にはプログラミングを行うことでゲームを作っていく事になるんですが、現在では一通りゲームを作るための機能をまとめた「ゲームエンジン」がありますので、シンプルなゲームならノンプログラミングでも作成可能になりました。

もちろん、プログラミングに関する知識があればあるに越したことはないのは間違いないです。いくらゲームエンジンがあっても、お店で販売されているような本格的なゲームを作ろうと思ったら、プログラミングの知識が必要になってきます。

どのようなゲームアプリを作りたいか

ゲームといっても様々なジャンルがあるので、まずはどんなゲームを作りたいか明確にしましょう。

作りたいゲームによって選択する開発ツールも異なるわけですが、現在使用されているゲームエンジンの二大巨頭である「Unity」「Unreal Engine」なら大抵のジャンルのゲームを作れます。

①Unity

まず最初に紹介するのが、一番多くのユーザーに利用されているゲーム開発エンジンUnityです。

当ブログでも、半分以上の記事がUnityに関するもので、ゲーム開発といったらUnityといっても過言ではないのではないでしょうか。

対応しているプラットフォームが非常に多い

iOS・Android・Windows・PS5・Switch等々あらゆるプラットフォームに対応しているので、あらゆるターゲットに向けてゲームを作ることが出来ます。

現在対応しているプラットフォームは20以上に及びます。

無料で利用することが出来る

初めてゲームを開発するのであれば、やはり無料で色々と試してみたいものです。

Unityでは、利用できる機能に応じて料金プランが設定されていますが、Personal版なら無料で利用することが出来ます。

無料版だからといって、本格的なゲームを作れないわけではありませんし、寧ろ無料版にもかかわらず高機能を提供しているので、初心者にとってすごく有難いはずです。

VR・ARアプリゲーム開発にも対応

元々は、3Dゲームの開発用だったんですけど、現在ではVRやARのアプリゲームの開発にも利用できるようになっています。

これらは、簡単なものであればノンプログラミングでも作る事が出来ますので、VR開発初心者にとってはとても魅力的な要素ではないかと思います。

Unity Asset Storeの存在

「Unity Asset Store」は、Unityでゲームを開発を行う際に非常に役に立つアセットが公開されているストアのことです。

ゲームに登場させるキャラクターから、スクリプトまで全てを自分1人で作り上げるのは限界があるので、ストアで公開されているアセットをインポートして利用することになるでしょう。

ここで紹介されているアセットの中には、ノンプログラミングでゲームの作成を行う為のアセットも用意されているので、プログラミングが苦手な方に最適なアセットと言えます。

ゲーム開発の手助けを行ってくれますので、便利なアセットはどんどん取り入れていきましょう。

基本的に、各アセットは有料になりますが、無料アセットも公開されているので、まずは無料アセットから使用してみると良いでしょう。

ドキュメントなどの情報量が豊富

利用している人が多いということは、それだけ出回っている情報量も多いということです。

何か分からないことがあっても、ネットで調べれば大抵のことは引っかかります。

人気アセットの場合は、使い方についてまとめられている記事もありますので、ゲーム開発を行う為の環境が整っていることが特徴の1つですね。

また、ゲームを作るためのチュートリアル動画も豊富ですので、大抵のジャンルなら作業通り進めていく事で

②Unreal Engine

続いて紹介するのがUnreal Engineです。

元々は一定の月額料金を支払わなければ利用出来ませんでしたが、現在は無料で利用することが出来るようになりました。

マルチプラットフォーム対応

こちらも、Unity同様にデスクトップ・コンソール・モバイル等マルチプラットフォームに対応しています。

グラフィックがとても綺麗

見た目のクオリティにこだわりがある方にはUnreal Engineがおすすめかもしれません。

最大の特徴とも言えるのが、この高機能なグラフィックです。

Unreal Engineで作られている映像などはYoutubeなどで視聴することが出来ますが、まるで現実世界と見間違える程の技術です。特に建物などは実写じゃないのかと思っちゃいますね。

レンダリングシステムがとにかく優秀ですので、リアルが求められる3Dアクションゲームを作ってみたい場合に適していると言えます。

ただし、その分重くなるので開発にはそれなりのハイスペックPCが必要になりますね。

ブループリント機能

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、極端に説明するとUnreal Engine内でノンプログラミングでゲーム開発を行うことが出来るということです。

本来ならばソースコードを記述しなければならない所も、ブロックを繋ぎ合わせるような感覚でコーディングを行わず、視覚的にプログラムを組むので、プログラミングが苦手な方におすすめの機能です。

③Scratch

子供向けビジュアルプログラミングの代表的な存在がScratchですね。

子供向けプログラミングで人気があり、最近ではプログラミング教育でよく採用されています。

もちろん、Scratchは大人でも初めてのプログラミング入門に丁度良いので、ビジュアルプログラミングについて体験したい場合は利用してみると良いと思います。

ノンプログラミング

プログラミングはブロックを繋げていく事で行いますので、ソースコードを書く必要がありません。

何を行っているのか視覚的に把握することが出来るので、子供のプログラミング体験に最適と言われています。ブロックを組み合わせるだけでも思考力を身に付けることが出来るので、教育でも利用されているわけですね。

さまざまなゲームアプリの作成も可能

ノンプログラミングにもかかわらず、割と手の凝ったゲームを作る事が出来ます。

Scratchの公式サイトで公開されているゲームを見ると分かる通り、アクションゲームから脱出ゲームまであらゆるジャンルのゲームが作成されていることが分かります。

UnityやUnreal Engineのような凄く本格的なゲームの作成には向いていませんが、ビジュアルプログラミングでゲームの開発について学びたいのであれば最適です。

まとめ

ゲームエンジンの選び方とおすすめについて紹介しました。

本格的なゲームアプリの開発ではやはりUnityかUnreal Engineを利用することになるでしょう。

価格:Unity = Unreal Engine

グラフィック:Unity < Unreal Engine

使いやすさ:Unity > Unreal Engine

アセットの充実度:Unity > Unreal Engine

情報量:Unity > Unreal Engine

求められるPCのスペック:Unity < Unreal Engine

お互いを比較するとこんな印象ですかね。個人的に全くゲーム開発を行った事がない初心者の方にはUnityから始めた方が良いかなぁと思います。

慣れてきたら用途次第で使い分けるようにすると良いでしょうね。