Unityクラフトシステムアセットのおすすめ3選【初心者〜中級者向け】

この記事は前回の続きです。アセット選びの考え方や導入時のハマりポイントはそちらで解説しているので、あわせて読んでみてください。

「クラフトシステムを実装したいけど、アセットストアに色々ありすぎてどれを買えばいいかわからない」

Unityを触り始めてしばらくすると、こういう壁にぶつかります。同じ「クラフトシステム」でも、テンプレートに近いものからコード連携が必要な本格派まで、ざっくり見ただけでは違いがわかりません。

この記事では、実際にAsset Storeで販売されているアセットを調べて、Unity初心者〜中級者が使いやすいものを3つ厳選しました。それぞれ「こんな人に向いている」「ここに注意」について書いているので、自分のプロジェクトに合うものを選ぶ参考にしてください。

この記事で紹介するアセット

アセット名 一言で言うと 難易度
1 Survival Engine サバイバルゲームの土台をまるごと提供 ★★☆
2 Ultimate Inventory System インベントリ+クラフト+ショップの統合型 ★★☆
3 Ultimate Crafting System 2D/3D両対応の汎用クラフト ★★☆

1. Survival Engine – Crafting, Building, Farming

こんな人にぴったり

「サバイバルゲームを作りたいけど、どこから手をつければいいかわからない」という人に最初に試してほしいアセットです。

これはクラフト機能の「部品」ではなく、サバイバルゲームの土台として設計されています。インベントリ・クラフト・建築・農業・釣り・料理・昼夜サイクルなど、サバイバルゲームに必要な要素がひとまとめになっており、これを軸にゲームを作り始められます。

コードはScriptableObjectベースで書かれているので、「新しいアイテムを追加する」「レシピを定義する」といった作業はUnityエディタ上の設定で完結します。C#をガリガリ書かなくてもゲームの中身を増やしていけるのは、初心者にとって大きな助かりポイントです。

主な機能

  • インベントリ・クラフト・装備システム
  • 建築(プレイヤーが建物・設備を建てられる)
  • 農業・釣り・狩猟・料理・アイテム耐久度
  • 空腹・渇き・体力などのキャラクターステータス
  • 昼夜サイクル・セーブ/ロード機能
  • モバイル対応(タップ操作)

対応パイプライン

Unity バージョン Built-in URP HDRP
2022.3.x
2020.3.x

気になる点

テンプレートに近い設計なので、「既存のプロジェクトにクラフト機能だけ追加したい」という使い方には向いていません。このアセットを土台にゲームを作っていくイメージで使うのがスムーズです。

レビューでは「数ヶ月分の実装を節約できた」「コードが読みやすく追加実装しやすい」という声が多く、開発者のDiscordサポートが丁寧という評判もあります。

2. Ultimate Inventory System

こんな人にぴったり

「クラフトだけじゃなく、インベントリ・ショップ・アップグレードも全部まとめて欲しい」という人向けです。RPGやアクションRPG、または複数のアイテム管理が必要なゲームに特に合っています。

Opsiveは Unity Asset Storeで実績あるパブリッシャーで、このアセットも長期間にわたってアップデートされています。ドキュメント・動画チュートリアル・Discordサポートが充実しており、初心者でも調べながら進めやすい環境が整っています。

主な機能

  • インベントリ表示(UIは自分のゲームに合わせてカスタマイズ可能)
  • クラフトシステム(レシピベース)
  • アップグレードシステム、ショップ、複数通貨対応
  • セーブ/ロード、ローカライズ対応
  • ホットバー・アイテムアクション
  • テトリス式スロット(アイテムが複数マスを占有するタイプ)
  • 2D・3D対応、モバイル・コントローラー対応

対応パイプライン

Built-in / URP / HDRPすべて対応済みです。

気になる点

機能が非常に多い分、「全部使いこなす」までの学習コストは高めです。ただし、初心者でも「使いたい部分だけ使う」という進め方ができるので、最初から全機能を把握しようとしなくても大丈夫です。デモシーンを動かしながら少しずつ理解していくのがおすすめです。

PlayMaker、Behavior Designer、Quest Machineなど多数の人気アセットとの連携が公式サポートされているので、後から機能を追加したくなったときにも対応しやすいです。

3. Ultimate Crafting System

こんな人にぴったり

「2Dでも3Dでも使えて、クラフトに必要な機能がひとまとめになったアセットが欲しい」という人向けです。上の2つと比べると特定ジャンルへの寄りが少なく、汎用的に使えます。

継続的にメンテナンスされているアセットを選びたい人にも安心できます。

主な機能

  • レシピ管理(ScriptableObjectベース)
  • インベントリ(スタック・ソート対応)
  • アイテム・建築物の配置システム
  • エネルギー転送システム
  • 2D・3D両対応

対応パイプライン

Unity バージョン Built-in URP HDRP
6000.0.x
2021.3.x

Built-in / URP / HDRPすべて対応。ただし付属モデルのシェーダーはStandardシェーダーなので、URPプロジェクトで使う場合は手動でアップグレードする手順が発生します(公式サイトに動画あり)。

気になる点

Survival EngineやUltimate Inventory Systemと比べると、日本語の情報が少ないです。英語のドキュメントを読む必要がある場面もあるので、その点は覚悟しておいてください。

結局どれを選べばいいか

迷ったときは、この質問で絞り込んでみてください。

Q1. サバイバルゲームを一から作りたい? → Survival Engine

Q2. RPGなど、インベントリ・ショップ・クラフトを全部しっかり作りたい?Ultimate Inventory System

Q3. 2D/3D問わず汎用的なクラフトシステムが欲しい? →  Ultimate Crafting System

アセットを選んだあと、導入でハマりがちなポイントや、よくあるエラーの対処法については前回の記事に書いているので参考にしてください。

著者プロフィール
うんくん

IT系に特化した記事がメインです。(Unity多め。)
Udemy講師もやっています。よろしくお願いします。

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