ゲーム開発で活躍する初心者におすすめのプログラミング言語4選!

前回、ゲームアプリを作る際におすすめのゲームエンジンについて紹介しました。

最近のゲームエンジンは、初心者でもそこまでプログラミングを行わなくても作れるのが魅力の1つですが、ゲームプログラミングのスキルを身に付けたいと思っている方の為に、ゲーム開発で使えるおすすめのプログラミング言語についても解説したいと思います。

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ゲーム開発で活躍する初心者におすすめのプログラミング言語4選!

①C#

個人的に、ゲーム開発において一番オススメしたいのがC#です。

何故かと言うと、Unityでゲーム開発を行う際に使用するプログラミング言語だからです。

Unityは最も利用されているゲーム開発エンジンとなっていますし、C#を使って3Dゲームを作りたい場合はUnity一択と言っても過言ではないと思います。

C#(Unity)でゲーム開発するメリット

2D・3D・VR・ARゲームの開発が可能

Unityでは、3Dゲーム開発がメインでしたが現在は2Dゲームの開発も出来るようになっています。

2Dゲームの開発環境は他にも様々ありましたが、Unityで2Dゲームが作れるようになったことで、これまで他のゲームエンジンを使っていたユーザーがかなりUnityに流れていますね。

ですから、Unityで本格的な2Dゲームを作りたい場合にもC#がおすすめです。

また、今後需要が高まっていきそうなVRやAR対応のゲームもC#で開発することが出来ます。

マルチプラットフォーム対応

プログラミング言語の選択も重要ですが、どのプラットフォームに向けたゲームを作りたいかをある程度決めておくことも大切です。

Unityの場合は、作成したゲームをマルチプラットフォームに出力することが出来ます。

C#の学習難易度は「中」

C#は非常に出来ることが多く汎用性の高いプログラミング言語です。

文法に関しては、Javaに似ているのでJavaの知識がある人なら学習が捗ると思います。ちなみに、C#もJavaと同様オブジェクト指向なプログラミング言語です。

逆に言うと、プログラミング未経験の初学者の場合はやや難しく感じるかもしれません。

ただ、C#でゲーム開発を行っている人は非常に多いので、その分ネット上にあるUdemyなど初心者がC#を学べるサービスがありますので、こちらを活用すると良いでしょう。

書籍もUnity及びC#におけるゲームプログラミングに関する内容の本も、数多くの種類が出版されているので、C#を学ぶ方法は充実していると言えます。

②Python

機械学習でお馴染みの人気プログラミング言語ですが、ゲーム開発にも利用出来ちゃいます。

こちらも、C#と同様に汎用性が高く色んな分野で活躍しているプログラミング言語です。

3Dのゲーム開発には弱いのでUnityほど本格的なゲームを作りたい場合には不向きかもしれませんが、シンプルなものならPythonでも十分制作可能です。

Pythonでゲーム開発するメリット

ゲーム開発用のライブラリが豊富

単純に、Pythonのプログラミングのみでもゲームを作るんですが、基本的に本格的なゲーム開発を行う為に専用のライブラリを導入することになります。

代表的な拡張モジュールが「Pygame」です。Pygameには高速の処理が可能になる等、ゲーム開発を後押ししてくれる機能がたくさん備わっています。その他にも便利なライブラリがたくさん用意されているのが特徴です。

レトロチックなゲーム開発に最適!

当ブログでもPygameを使ってシューティングゲームを制作する方法を記事にしていますが、レトロな雰囲気を醸し出すゲームの開発に最適です。

ビデオゲームの作成を行ってみたい場合にもおすすめ出来ます。

記述するコードの量も少なくて済むので、シューティングゲームを作ってみたい場合は是非参考にしてもらえればと思います。

Pythonの学習難易度は「低」

Pythonは汎用性が高い割に、学習難易度が低いのが特徴です。

シンプルな文法で分かりやすいので、ゲームプログラミング初心者には最適だと思います。

ただ、ゲーム開発がメインの言語ではないので、より本格的なゲーム開発を目指したいのであれば、個人的にはC#(Unity)の方がおすすめだと思います。

③JavaScript

JavaScriptも長らく愛され続けている人気プログラミング言語の1つです。

基本的に、Webで動くというイメージを持たれている方が多いと思いますが、RPGやパズルゲームなどゲーム開発にも利用できる言語です。

こちらも、Python以上にレトロなゲームを制作する際におすすめです。

JavaScriptでゲーム開発するメリット

チュートリアルが豊富

世界中で利用されているJavaScriptですがら、当然取り巻く情報量も非常に多いです。特に英語ドキュメントが豊富ですので、英語を得意としている方におすすめですね。

UdemyやYoutubeにJavaScriptにおけるゲームの作り方に関する動画がたくさん投稿してあるので、学べる環境が非常に多いと言えます。

私もJavaScriptを使ったパズルゲームの作り方を記事にしていますので、簡単なパズルゲームを作ってみたいのであれば是非チェックしてみてください。

JavaScriptの習得難易度は「低」

JavaScriptも多言語に比べると比較的習得しやすい言語の1つです。

特に、ゲーム開発においてはシンプルなものなら誰でも簡単に作成することが可能です。

ただ、JavaScriptでゲームを作りたい場合は、HTMLやCSSの要素も出てくるので多少併行して学ぶ必要があると思います。

④Ruby

楽しく開発を行うことを目的としているのがRubyです。

Rubyと言えばRuby on Railsフレームワークを使ったWeb開発のイメージが強いですが、ゲーム開発にも利用出来る言語となっています。

ただし、基本的に処理速度が遅いので3Dゲームの開発には不向きです。

Rubyでゲーム開発するメリット

ゲーム開発向けライブラリがある

Rubyも他の人気言語と同様に様々なライブラリが用意されています。

代表的なライブラリが「DXRuby」「DXOpal」ですね。

DXRubyは、Windows専用ですが利用することで動作速度がスムーズになります。また、ゲームプログラミング初心者でもシンプルで使いやすいのが特徴です。

DXOpalは、ブラウザゲームを作成するためのライブラリです。DXRubyと互換性があり、DXRubyの知識を習得することで、使いこなせるようになります。

Rubyの習得難易度は「低」

楽しく学べると言うだけあって、Rubyは初学者でも学びやすいのが魅力です。

文法に関しても、Pythonのようにシンプルですので、初心者でも取り組みやすいですね。

そこまで長いコードを書かなくてもゲームを作成することが出来ますし、ゲーム開発用のライブラリも豊富にあるので、初めての2Dゲーム開発を行う際におすすめです。

ただし、インタプリタ型の言語ですので、基本的に3Dゲームの開発には適していません。

2Dゲームの開発なら、他の言語と遜色なく動かせますので問題ないでしょう。

まとめ

まだまだ他にもゲーム開発が行えるプログラミング言語はありますが、習得難易度が高かったり、ライブラリが難しかったりするので、今回はこの辺にしておきます。

初心者の方が初めてゲームプログラミングの行うのであれば、今回紹介した言語の中から選択するのが良いと思います。

制作出来るゲームの範囲で言うと、やはりUnityが一番ですので、個人的には「C#」+「Unity」の組み合わせがおすすめです。