人気のプログラミング言語20種類の特徴や将来性について紹介します

現在、プログラミング言語の種類って200以上もあるんですよね。

プログラミングに興味を持ち、いざプログラミングを初めてみよう!と思った矢先に直面する問題がどの言語を学べばいいのかという点です。

あまりにも種類が多すぎるので、ここでは今後注目のプログラミング言語20種類を厳選して特徴や将来性についてまとめていきたいと思います。

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プログラミング言語20種類の特徴や将来性について

これから20種類の言語を紹介しますが、個人的にオススメしたい言語順に紹介していきます。

①Python

最近当ブログでもPythonを使ったゲーム開発方法について公開している通り、一番初めに紹介したかった言語です。ここ数年でとても名を馳せるようになった言語で、出来る事が多いんです。

私は、頻繁にYoutubeで動画を視聴することが多いんですが、このYoutubeなんかもPythonが利用されています。気づかれない事が多いと思いますが、身近なところで結構使われています。

Pythonの特徴

  • コードがシンプルで初心者向け
  • ゲーム開発も行える
  • オブジェクト指向
  • ライブラリが豊富
  • AIの開発が出来る

などなど特徴を挙げ出したらきりがないのが特徴といった感じです。

私も、最近Pythonでゲームを制作する方法の記事を投稿していますが、文法がシンプルなのでとても書きやすいですね。必要最低限で良いので、他の人が書いたコードも読みやすいです。

ゲームじゃなくても、機械学習について学びたい場合は、Pythonから始めてみると良いと思います。

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Pythonの将来性

求人数の多さや、年収の高さからも分かる通り、非常に将来性の高い言語と言えます。

人工知能に関する注目が高まっている事もあり、今後更なる人気向上になること間違いないと思っています。

②C#

Unityでゲーム開発を行う際に欠かせない言語です。

ちなみに、この後紹介するC言語とは似ているようで別物なので気を付けましょう。

C#の特徴

  • スマホアプリの開発に適している
  • オブジェクト指向言語
  • 統合開発環境があり初心者向けの言語

C#は、C++とJavaを合体させて進化させたようなものなので、当然オブジェクト指向を継承しています。ですから、非常に機能が豊富で万能な言語になります。

当ブログでもUnityを使ったゲーム開発を行っていますが、スクリプトはC#で作っています。

C#の将来性

Unityの需要が高まってきているので、まだまだ伸びしろがある言語でしょう。人気ランキングでも常に上位をキープしていますし、C言語より難易度が低いのでおすすめの言語になります。

スマホアプリ開発を行いたい場合は、Unityとセットで学ぶのが最強ですね。

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③JavaScript

私たちがインターネットで何気なく見ているWebサイトにて欠かせない存在のJavaScriptです。

パソコンにスイッチを入れて電源を切るまでの間に、気づかないとは思いますが、何度もJavaScriptを利用している事だと思います。

JavaScriptの特徴

  • Webサイトに動的な処理を加える
  • 非同期処理
  • オブジェクト指向
  • Wedで遊べるゲームが作れる

Webサイト上でクリックすると開かれるポップアップなんかは、まさにJavaScriptによるもので、Webサイトに動的な処理を与える際に使われています。

私のように、ワードプレスでブログを運営している場合、JavaScriptに関わる事があり、ユーザーに魅力的なページを提供する際に役立つのがよく分かりますね。

実は、簡単なゲームならJavaScriptで作れちゃいます。私が初めてゲームを作って投稿した際に利用したのが「enchant.js」というゲームエンジンでした。

興味がある方は是非調べてみると良いと思います。

JavaScriptの将来性

JavaScriptのポテンシャルはとても高く、Webに関わるのであれば是非身につけるべきスキルです。

また、フロントエンド開発においては、間違いなくJavaScriptを使うことになります。

Webサイトにおいて大切なのは、ユーザーに対していかに使いやすいサイトを提供出来るかだと思っていますので、Webに関わるのであれば是非オススメしたい言語です。

ただし、全てにおいて将来が明るいとは断言できません。なぜなら、常にアップデートとそれに対応の繰り返しだからです。

ブラウザの種類って多々ありますし、全てのブラウザにおいて正しく動作するとも限らないので、そういった面では開発者の負担は大きいと言えるでしょう。

④C言語、C++

C言語は、プログラミングにおける定番の言語ですね。相変わらず根強い人気を誇ります。

1972年に開発された言語で、初めて学ぶプログラミング言語として選択することが多いでしょう。

ちなみに、C++はC言語を更に進化させたようなものです。

C言語・C++の特徴

  • 汎用性が高い
  • コンパイラ言語なので実行速度が速い
  • ややマスターするのに時間がかかる(生産性も低い)
  • オブジェクト指向(C++)
  • C++でもC言語の開発が可能
  • 主に組み込み系の開発で使用される

書店などをみかけると、物凄くたくさんのC言語にまつわる本が並んでいますね。

初心者が苦労するであろうポインタなどが出てくることにより、若干習得難易度が高くなりがちですが、自由度の高さからあらゆる場面で使用され続けています。

難しい内容だからこそ、入門書などが充実しているとも言えるでしょう。

C言語をマスター出来れば、C言語の影響を受けている他のプログラミング言語の習得も捗ります。

C言語、C++の将来性

個人的には、AI分野において今後C言語が注目されるような気がします。

歴史のある言語ですので、これまでに作られてきたソフトウェアのメンテナンスなどで、需要は十分にあると考えられます。

⑤Java

私がオブジェクト指向言語の中で、始めて学んだのがJavaでした。

Javaは、OSに依存することがないので、あらゆる環境で動かす事が出来るのが魅力です。

Javaの特徴

  • 処理速度が速い
  • オブジェクト指向
  • 仮想マシンがあるのでどんな仮想マシンが使えればどんなパソコンでも動作出来る
  • ライブラリが充実している
  • Androidアプリの開発が出来る
  • マインクラフトはJavaで作られている
  • 学びやすく初心者向け

そもそもGoogleのAndroid自体がJavaによって動かされています。

私たちがAndroidで利用している便利なアプリは、大抵Javaによって作られています。

また、大規模な開発に使用され、銀行のシステムなどでよく利用されています。安定した技術によりセキュリティに関しては他の言語よりも優秀なので、こうした大きなシステムに使われるわけですね。

学びやすさだけで言うと、個人的にはC言語よりJavaの方が上ですね。

Javaの将来性

Javaが使われている環境はさまざまですので、Javaエンジニアの需要は高いです。

プログラミング言語のランキングでも毎年上位に食い込んでいますし、C言語並みに書籍やネットでも学べる情報が豊富に公開されているので、将来性のある言語と言えます。

また、Androidアプリの作成にはJavaが使われるため、アプリ開発を行いたいのであれば是非Javaを習得するべきだと思います。

C言語と同様に、Javaプログラミングをマスターすることで、他の言語を習得し易くなります。

⑥PHP

PHPは、Webサイトで動的なコンテンツの作成を行う為に使用する言語の1つです。

HTMLだけでは実現出来ないページのサポート役ですね。

PHPの特徴

  • Webサイトを動的なサイトにする
  • ECサイトの作成に必須
  • コンパイルが不要
  • コーディングが手軽
  • コンピュータに負荷のかかる処理は苦手

PHPと聞くと関連言語にHTMLを想像する人が多いと思います。

HTMLはマークアップ言語なので、静的なWebページを作る事は出来ますが、動的なコンテンツを作る事は出来ません。ですから、PHPとHTMLを掛け合わせることで、ログイン機能などを持ったページを作ることになります。

PHPは、文法がシンプルで初心者向けです。また、HTMLと構造が似ているので同時に学ぶのがおすすめです。PHPとHTMLどちらも全く触れたことがない方は、HTMLの学習から始めた方が良いと思います。Webサイトの枠組みですので、覚えることが少ないので。

私のようにワードプレスを使用するのであれば、ある程度PHPに関する知識を持っておくと何かしら運営におけるトラブルが発生したときに対応しやすいはずです。

PHPの将来性について

最近PHPはオワコンなんて意見を耳にしますが、そうでもないかなぁというイメージです。

私が使っているワードプレスなんかは、Webサイトの約3分の1のシェアとなっています。CMSにおいては日本では全体の80%にも及びます。今後もワードプレスの需要は伸びていくと思うのでニーズも高まるはずです。

ちょっとした懸念があるとするならば、私の好きなPythonの存在です。Pythonも幅広い分野で導入されているので、人気のあるPythonエンジニアが増えることで、シェアを奪われるかも?

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⑦SQL

データベースを操作する言語として有名なのがSQLですね。正確にはプログラミング言語からちょっと外れるんですけどね。(データベース言語と言います。)

データベースの中から、欲しい情報を検索して表示するような使い方をします。

SQLの特徴

  • データベース言語の代表格
  • 命令の仕方が対話型
  • SQLだけではアプリの開発を行えない

SQLの将来性

アプリの開発などをSQL単体で行うことは出来ませんが、他のプログラミング言語で作ったアプリからデータベースにアクセスする場合、SQLを使う場面が多くなると思います。

パソコンが何かしらのデータベースにアクセスする機会ってとても多いので、SQLの存在って非常に重要なんですよね。

データベースエンジニアを目指すのであれば、必ずと言って良いほど必須なスキルですので、SQLを学んでおきましょう。

プログラミング言語ランキングでも上位の方に位置付けているので、いかにアプリケーションと関わりが多いのかが分かると思います。

⑧Go

その名からも連想出来る通り、GoはGoogleが開発を行っている言語です。

割と最近出てきた言語ですので、意外と聞き覚えの無い人も多いかもしれません。

Goの特徴

  • 実行速度が速い(機械語に直接コンパイル)
  • 軽量かつシンプルでコードが読みやすい
  • 並列処理が得意

複数の処理を同時にこなせる仕様なので、実行速度が速いです。また、並列処理にも強くCPUに対する負荷も気にする必要がありません。これは、goroutineという軽量スレッドにて実現しています。PHPだとこのような処理って不得意なんですよね。

消費するリソースの少なさも特徴で、非常にコストパフォーマンスが良いです。その上メモリ管理はセキュアですから、ポインタ処理で起こりえるシステムのトラブルを回避することが出来ます。

Goの将来性

学びたい言語ランキングや、プログラミング言語別収入ランキングでも最近上位に入ってきているので、エンジニアが注目している言語だと言えます。

Googleさん次第だと思いますが、このままどんどん発展していくのであれば間違いなく明るい未来が待っていると思います。

Webアプリケーションなどの開発だけでなく、決済アプリにも使われるなど、今後さまざまな分野にて注目を浴びるはずです。

オブジェクト指向について学んだ後だと、継承などの機能がなくて最初は驚くと思いますが、習得難易度はそこまで高くはないので、初心者が初めて学習する言語に選んでも良いでしょう。

⑨Ruby

Pythonと同じくここ最近になって注目を浴びるようになってきたRubyです。

Rubyの特徴

  • オブジェクト指向
  • 変数に型の宣言をしなくてOK
  • 本格的なショッピングサイトの作成が出来る
  • 汎用性が高い
  • 実行はインタプリタ方式

オブジェクト指向であり、Javaに比べると簡単に継承が出来ます。

また、インタプリタ型なのでエラーをすぐに確認することが可能です。その分実行速度は劣りますがけどね。変数も型の宣言が無くていいなど比較的自由度が高いです。

この辺は読みやすさを重視しているので、最低限の事だけ記述すれば良いようになっていますね。

Webアプリケーションを開発するフレームワークとして「Ruby on Rails」があります。この枠組みのベース言語がRubyですので、さまざまなアプリケーションの開発が行えるようになっています。

Rubyの将来性

Rubyで作られているアプリケーションはここ数年で増加傾向にあります。

みなさんが普段使っているTwitterも元々は、Rubyのシステムを使っていました。

後は有名な口コミサイトなんかもRubyにて作られている事が多いです。

ただし、Rubyで出来ることって既に他の言語で十分に補えるんですよね。こうした面では若干不安要素もありますが、初心者がRubyを学びやすかったり、先ほど話したフレームワームを使う事で簡単にWebサービスを作ることが出来るので、やはり今後も注目するべきでしょう。

⑩VBA

VBAは、「Visual Basic for Applications」の略です。

ExcelやWordなどのアプリケーションで使用するための言語です。

VBAの特徴

  • 複雑な環境設定は不要
  • マクロの作成が出来る

ローカル環境で使用することになり、他のプログラミング言語とはタイプが違うVBAですが、ややこしい環境設定が不要というメリットになります。

VBAの将来性

限られた条件でしか使うことのないVBAなので、使い勝手としては正直微妙かもしれません。

しかし、パソコンを使用している多くの会社では、大抵Windowsが導入されているのが現実です。そうなるとOfficeも導入されているでしょうし、VBAのツールが使われる機会は多いでしょう。

⑪VB.NET

VB.NETはMicrosoftが開発したプログラミング言語です。

VB.NETの特徴

  • オブジェクト指向
  • NET Frameworkで動作する
  • 可読性が高い
  • コードがシンプルでプログラミング初心者向け

VBの改良版としてVB.NETが登場し、元々高かった学習難易度が、VB.NETになり分かりやすくなりました。初心者が始めて学ぶ言語として選択するのも悪くないと思います。

Microsoftが開発した言語ですし、無料で開発環境を整えることが出来るのでオススメですね。

ボタンやテキストなど、まとまったプログラムになっているので、ドラッグ&ドロップすることで、UIを構築することが出来ます。パズル感覚で簡単なアプリなら作れちゃいますね。

Unityで使うC#と文法が近いので、ゲームを作りたいならオススメしたい言語の1つです。

VB.NETの将来性

プログラミング言語ランキングでは、上位に入っていますが平均年収が他のプログラミング言語に比べるとやや低めなので、この辺をどう捉えるかですね。

需要に関しては、先ほど説明した通り業務系システムにおいては評価が高いので需要はある程度あると言って良いと思います。

ただ、個人的にはC#を使った案件が多いので、C#の将来性に比べると厳しい印象ですね。

⑫Perl

Perlは、ラリーウォールによって開発された言語で、30年以上の歴史があります。

サーバーサイドのイメージを持っている人が多いんですかね。

Perlの特徴

  • ライブラリはオープンソースで公開
  • さまざまなOSで動作する
  • 可動性が高い
  • テキスト処理がとても優秀
  • コンパイル不要

テキスト処理に関してはとても強力です。自動的に文字列と数値を変換してくれるし、読みやすいので初心者にとって非常に使いやすい言語だと思います。

また、コンパイルが不要なのでその都度実行確認が出来るので、効率よく開発が行えます。

Perlの将来性

Web開発に使われる言語って、他にもたくさんあり必ずPerlを使って開発を行う必要がない事から将来性が無さそうな気がしますが、これまでの資産を考えると案件が無いこともないでしょう。

しかし、周りにはPythonやRubyなど人気上昇中の言語が存在するので、徐々にPerlの人気は下がってきている印象があります。PerlとPythonなら総合的にPythonがおすすめですね。

⑬COBOL

COBOLはとても歴史のある言語で、事務処理に最適な言語として開発されました。

この時代に存在していた他のプログラミング言語って、人間が理解するには到底困難な言語でしたがCOBOLは人間の文法に似ていて理解のし易さから高級言語になりました。

COBOLの特徴

  • 事務処理系プログラムが得意
  • 金融業界でよく利用されている
  • 10進数で表示できるのでデータの確認がし易い
  • 人間に近い文法なため初心者向け

長い歴史があるので、古くに作られたシステムも保守され続けています。

入門書も多々あり、一般的な英語に近いので初心者でも学びやすいのが特徴です。

COBOLの将来性

かなり大昔に登場した言語ですが、プログラミング言語ランキングでは割と人気が高いんですよね。

ただ、入門書が多い割にはプログラミングスクールにてCOBOLを教えている所が少ない印象です。

汎用系システムは確かに減ってきていると思いますが、すぐに0になるとは考えにくいし、システムを利用する限りメンテナンスが必要になります。

ですから、今後COBOLエンジニアが貴重な存在として重宝されるかもしれません。

⑭R

R言語は、オープンソースなプログラミング言語で、統計解析をメインとしています。

Rの特徴

  • 統計解析に特化している
  • 文法はそこまで難しいこともない
  • 様々なOSで使える
  • オープンソースソフトウェア
  • 互換性がある

Rstudioという開発環境にて誰でも簡単に始めることが出来ます。

簡単に折れ線グラフを作成出来たり、関数によってテキストファイルなどを読み込むなど、データの互換性があるので、とても便利です。

兎にも角にも統計解析にて活躍するのがR言語の最大の特徴です。データ分析を行う事は、企業によってはとても重要な事ですので、R言語は広く使われています。

Rの将来性

Pythonなどもそうですが、最近の機械学習ブームによってR言語の人気も高くなっています。

データサイエンスという言葉があるように、データ分析は職業になってきています。そのため、今後R言語の需要は高まることが予想されます。

PythonとR言語もよく比較されがちですが、データサイエンティストを目指すのであればR言語の学習から始めた方が良いと思います。

というのも、求人を見ると分かると思うんですけど、R言語だけで募集している求人ってそこまで多くないんですよね。ですから、出来る限りR言語とPythonどちらも学ぶ事がベストだと思います。

⑮Swift

Swiftは、Appleが開発しているプログラミング言語で、2014年頃から登場しました。

iPhoneやMacで動作するアプリを開発しますが、今後の展開によっては他のデバイス用のアプリ開発も行える可能性があり、最近注目されている言語です。

Swiftの特徴

  • コードが読みやすく、書きやすい
  • 処理速度が速い
  • Objective-Cとの互換性がある
  • リアルタイムでプログラムの実行・確認が行える

Swiftは、Objective-Cの進化版と言って良いでしょう。Objective-Cでも優秀なアプリを開発することが出来ましたが、他の言語に比べるととにかく文法が独特で有名です。

プログラミング経験者でも中々扱いに苦労するような言語でしたので、初心者でも学びやすいように改良されてSwiftが登場しました。

一応互換性もあるので、Objective-Cで開発しているアプリをSwiftで開発することが出来ます。

また、Playgroundという実行環境があり、ビルド不要でリアルタイムでプログラムの実行と確認を行うことが出来るのが特徴です。

全ての処理において処理速度が高速化されているわけではありませんが、アプリの処理速度に関してはObjective-Cの2.6倍にもなります。

Swiftの将来性

とにかく初心者が学びやすいようになったのがSwiftですので、プログラミングの入門としてSwiftを選んでみるのも悪くないと思います。

複雑な環境設定も不要で、Xcodeという統合開発環境をインストールするだけでアプリ開発を始めることが出来ます。

日本では、iPhoneユーザーが多いので、比例してiOSアプリを利用する人も多いはずです。その割には、Swiftエンジニアの数が少なく、貴重な存在となりつつあるので需要があります。

また、Apple製品以外の開発でも利用される可能性があるので、将来性のある言語だと思います。

⑯Kotlin

Kotlinは2011年登場、ジェットブレインズ社が開発したプログラミング言語です。

こちらも最近登場した言語ですが、Androidの公式開発言語に追加されたことで、一躍注目を受けるようになりました。

Kotlinの特徴

  • JVM上で動作する静的型付けのオブジェクト指向言語
  • コードの記述量が他の言語に比べて少ない
  • エラーを防ぎやすい
  • 安全設計

Kotlinは、JVMやJavaのライブラリ等をそのまま使用することが出来ます。Javaと同じようにクラスからインスタンスを作成出来ますし、少ない記述でプログラムの実行が可能です。

AndroidStudioでも、Koltinがサポートされるようになっていますので、Kotlinでアプリ開発を簡単に行えるようになりました。

nullを読み込んだ際に発生するエラーとして「NullPointerException」がありますが、Kotlinではnullが入って問題ないかチェックできる機能があるので、NullPointerExceptionエラーを防いでくれる特徴があります。

このようなエラー対策が施されているので、初心者がアプリ開発を行う際におすすめです。不具合の少ないアプリを作りたい場合にもKotlinが最適です。

Kotlinの将来性

KotlinとJavaは相互利用可能なので、どちらを学ぶか天秤にかける所だと思います。

ポテンシャルだけで比較するとKotlinの方が高そうですが、知名度や求人の数ではまだまだJavaの方が圧倒的に先輩です。

ただ、人気上昇中の言語である事は間違いないので、Javaの進化版として台頭することになれば、物凄く普及していくことになるでしょう。

余裕があるようなら、どちらの言語もマスターしておくと良いと思います。

⑰TypeScript

TypeScriptは、マイクロソフトが開発・発表したオープンソースのプログラミング言語です。

TypeScriptの特徴

  • JavaScriptを進化させた言語(静的型付け)
  • 大規模開発に適している
  • JavaScriptと互換性がある

JavaScriptは動的型付けですが、TypeScriptは静的型付けとなっています。

動的型付けの場合は、型の宣言が不要なのでコードが少なくて済みますが、プログラムを実行しないとエラーのチェックが行えません。

静的型付けの場合は、型の宣言を行うので、コンパイル時にエラーの確認が出来ます。また、メモリの最適化が行えるなどの特徴もあります。

JavaScriptで大規模開発が不向きといった弱点をTypeScriptで補うようになります。その理由として今説明した通り、TypeScriptが静的型付けであるからですね。

TypeScriptの将来性

Googleが携わっていることもあり、最近人気上昇中の言語になっています。人気の要因として、JavaScriptが常にプログラミング言語ランキングで上位にランクインしている事もあるでしょう。

Google以外の有名企業も使用している言語なので、需要もあり開発が止まることもないと思います。

JavaScriptについて学んでいる方なら、比較的簡単に習得することが出来ると思いますが、どちらも触れたことが無い場合は、若干習得難易度が上がると思います。

初心者にとってやや構造が難しく、習得に時間がかかるかもしれませんが、TypeScriptエンジニアは貴重な人材ですので、挑戦してみる価値は十分あります。フロントエンドエンジニアの方にも是非おすすめしたい言語ですね。

⑱Scala

Scalaは、オブジェクト指向と関数型言語を統合したハイブリッドなプログラミング言語です。

以前このブログでも、一度だけScalaに関する記事を書いていると思いますが、やはりここ数年で着実に人気を挙げてきています。

Scalaの特徴

  • Javaで出来ることはScalaで出来る
  • Scalaを使ったWebサービスの開発が増えている

Scalaは、オブジェクト指向と関数型プログラミングという2つの性質を持っているのが最大の特徴でしょう。

どちらか1つの特性だけでプログラミングを行う必要もなく、オブジェクト指向が適していると判断した場合はオブジェクト指向で、関数型が適しているなら関数型プログラミングで記述することが可能となっています。

Javaの後継言語と言われているだけあって、大規模なWebサービスの開発で力を発揮します。

あの有名なTwitterなんかも、Scalaを使用して開発されています。

Scalaの将来性

Scalaエンジニアの少なさと、Scalaで開発を行いたい企業が増えてきていることから、平均年収が非常に高くなっています。

そのため、需要の高い言語ですが、2つの特性を持っている事から、習得難易度も高くなります。

先にJavaを学ぶのも良いですし、有名なプログラミングスクールであるテックアカデミーなどでもScalaを学ぶ事が出来るようになってきているので、高収入を狙うのであれば是非挑戦するべきプログラミング言語だと思います。

⑲Lua

Luaは、スクリプト型のプログラミング言語です。

あまり知られていないと思いますが、1993年頃に登場した歴史の長い言語です。

Luaの特徴

  • 汎用性が高い
  • 他のプログラムと一緒に使用される事が多い
  • 軽くて高速に動作するのでゲーム開発に向いている

C言語の組み込みとして開発された言語で、他の言語と組み合わせて使いやすい言語です。

スクリプト言語の中でも、非常にシンプルで、軽量にしやすいので、Lua単独というよりは、他の言語と組み合わせて使われる事がとても多いです。

また、ゲーム開発でも使用されることがあり、その理由として発売後も定期的なアップデートがかかるタイプのゲームが増えている事が挙げられます。

組み込みのしやすさと動作スピードがLuaの売りですから、機能の追加などアップデートが頻繁に行われるゲームでLuaが使われる事が多くなっています。

Luaの将来性

スクリプト言語の中でも場面を選ばず使用できる点など、非常に優秀なプログラミング言語ですが、需要に関してはやや下降気味ですね。

しかし、Unityなどの強力なゲームエンジンの存在により、今後Luaの需要も高まる可能性はあると思っています。

⑳Julia

Juliaは、計算科学や数値解析水準まで対処するよう設計された高水準言語、動的プログラミング言語です。

Juliaの特徴

  • 実行速度が速い
  • 動的型付け(静的型付けでも使用できる)
  • 書きやすい

比較的最近登場したJuliaですが、こちらもPythonと比較されることが多い言語です。というのもJuliaも機械学習の分野で使用されることを目指しており、今後の展開によっては、機械学習=Juliaとなる可能性もあるかもしれません。

Pythonと比較されるJuliaですが、Pythonのライブラリを呼び出せたり、C言語のコードを呼び出す機能を持っています。

開発者がそれぞれの言語が持っている長所を全て欲しいと言うだけあって、さまざまな言語との連携を持っているのが特徴です。

実行速度に関しては、Pythonより優秀で、高等数学の関数を実装しているので、Juliaが持っているポテンシャルは非常に高いです。

Juliaの将来性

どちらかというとまだまだニッチなプログラミング言語だと思っています。

しかし、ステータスの高さから今後大物になる可能性を十分に秘めている言語でしょう。

機械学習の分野で一番最初に学ぶべき言語としては、現時点ではPythonをおすすめしますが、今後Juliaが注目を集めれば確実に需要が増えますので、Pythonをマスターした後に、Juliaを勉強するぐらいの気持ちを持っておけば良いと思います。

というのもJuliaは、Pythonがベースとなっているので、Pythonを習得することが出来れば、比較的簡単にJuliaも習得することが出来るはずですので。

まとめ

今後注目のプログラミング言語20種類について紹介しました。

こうやって見ると、Pythonと比較される言語がとても多い事が分かりますね。

プログラミング言語の種類は非常に多いですが、それぞれ出来る事が違うので、まずは自分の目指す将来像からどの言語を学ぶべきか参考にしてもらえればと思います。

著者プロフィール
うんくん

IT系に特化した記事がメインです。(Unity多め。)
Udemy講師もやっています。よろしくお願いします。

※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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