Unityの価格はいくら?各プラン毎に価格と機能を徹底紹介!

Unityを使用してゲーム開発を行ってみたいけど、Unityって無料で使えるの?有料だとしたらどれくらいの価格なのか気になるところですよね。

Unityでは、無料から有料まで幅広いプランが用意されているので、今回は各プランにおける価格からどのような機能があるのか解説したいと思います。

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Unityの価格はいくら?各プラン毎に価格と機能を徹底紹介!

現在Unityは、企業だけじゃなく個人でもたくさんの方に利用されているゲーム開発エンジンです。

何といっても難しいプログラミングスキルを習得しなくても、簡単にゲームが作れる点がUnityの魅力と言えるでしょう。

そんなUnityでは、様々なライセンスが用意されており各ライセンスによって利用できる機能が異なってきますので、違いについてしっかりと理解しておきましょう。

各プランにおける価格

まずは、無料版プランから紹介します。

Personal(無料)

Unityを無料版で利用するのであれば、基本的に「Personal」を選択することになります。

学生の場合は、後述する「Student Plan」を利用したほうが様々なサービスを受けられてお得なのでこちらがおすすめです。

Personalを利用出来るライセンスの条件は、「過去 12 か月の収益や調達した資金が 10 万米ドルを下回る方が対象」となります。
それぞれのプランにおいて、ライセンスの条件が異なりますが、基本的に初めてゲーム開発を行う方なら誰でもこの条件に当てはまると思うので、無料でゲーム開発を始めたい場合はPersonalを選択することになるでしょう。

Student Plan(無料・学生向け)

学生向けに用意されているプランが「Student Plan」になります。

本来なら有料でしか使えないような機能が学生向けに無償で提供されているので、非常にお得感満載のプランになります。

通常だと有料となるProプランのライセンスを無料で入手することが出来るので、基準を満たした教育機関に在学している18歳以上の学生ならこちらのプランを選択するようにしましょう。

Pesonalも同様に無料で使えますが、Student PlanならVR開発の知識を学べる「Learn Premium」やゲーム開発を手助けしてくれる「Student Asset Pack」等が含まれているので様々な機能が利用可能なStudent Planが超おすすめです。

Plus(月額税込4,840円・年額税込48,394円)

現在、有料プランで一番格安なのが「Plus」になります。

ある程度無料版を使いこなせるようになってきて、Personalで物足りなくなってきたらPlus版を検討してみると良いでしょう。

スプラッシュスクリーンのカスタム化が解放されるので、ゲーム起動時にUnityのロゴが表示される事に抵抗がある場合は、プランのバージョンアップが必須と言えるでしょう。

Plusを利用出来るライセンスの条件は、過去 12 か月の収益や調達した資金が 20 万米ドルを下回る方が対象となります。

Pro(月額税込18,150円・年額税込217,850円)

その名の通りプロ向けの制作と運用のために用意されているのが「Pro」です。

Plusの全ての機能が含まれている上に、優先的なサポートを受けられるのがメリットです。

Proを選ぶ時点でゲーム開発に慣れている人が多いと思いますが、あえて初心者の方がProを選択してUnityのサポートチームの対応を受ける事も選択肢の1つかもしれません。

Proは誰でも利用することが出来ます。
ちなみに、過去 12 か月の収益や調達資金が 20 万米ドル以上の場合は、Proまたは Enterpriseを利用する必要があります。
この条件に当てはまる事はなかなか無いと思いますが、ゲーム開発が上手くいって収益がこの条件に当てはまるようになったら、Pro以上のプランに移行しましょう。

Enterprise(484,000円・20シートあたりの月額)

さらに上位プランとして「Enterprise」が用意されていますが、これは完全に大規模なチームで開発を行う際に使われるプランになります。

いわば企業向けのプランになるので、一般の方が利用することはほとんどないでしょう。

各プランにおける機能の比較

続いて、これまで紹介したプランの機能についてチェックしていきましょう。

Personal Plus Pro Enterprise
Unity のリアルタイムコア開発プラットフォーム
 Bolt ビジュアルスクリプティング
スプラッシュスクリーンのカスタム化
コラボレーションツールとの統合 1つ選択
Unity Teams Advanced(3 シート)
 クローズドプラットフォーム向けの作成と展開
ハイエンドのアートアセットパック
Build Server ライセンス容量
ソースコードアクセス
 業界に特化したソリューション用ツールキット
高度な Cloud Diagnostics
コアアナリティクス
 Analytics:月 50GB までの生データエクスポート
Unity Ads
 アプリ内課金プラグイン
 テクニカルサポート(英語のみ)
 カスタマーサクセスマネージャー(英語のみ)
 Unity Success Advisor への優先アクセス(英語のみ)
優先的カスタマーサービス
 お客様に合わせてカスタマイズされた学習プラン(英語のみ)
Enterprise Learn Live セッション(英語のみ)
 Integrated Success Services(英語のみ)

色々な項目がありますが、特に注目の項目について解説していきます。

①Unity のリアルタイムコア開発プラットフォーム

Personalでもマルチプラットフォームに対応しているので、色々なプラットフォーム向けにゲームを開発することが可能です。

② Bolt ビジュアルスクリプティング

ゲーム初心者でも、コードを書く必要がなくゲーム開発を行うことが出来る「Bolt」と言うビジュアルスクリプティングツールを無料で利用することが出来ます。

プログラミングに関する知識があまりない人には最適なツールです。

③ スプラッシュスクリーンのカスタム化

スプラッシュスクリーンからUnityのロゴを完全に削除することが出来ます。

よりオリジナリティ溢れるゲームにしたいのであれば、Plusプランを検討してみると良いでしょう。

④ クローズドプラットフォーム向けの作成と展開

任天堂やPlayStation等にビルドして展開できるかどうかです。

大規模なゲーム開発を目指すのであれば上位プランが必須になるでしょう。

⑤ Unity Ads

Unity Adsはスマホ向けの動画広告です。全てのプランで利用可能となっており、収益性を高めたい場合に利用すると良いかもしれません。

⑥サポート関連

技術的なサポートに関しては、やはり上位プランじゃないとサービスが受けられないことが多いですが、英語での対応になっているものが多いので、そこまで気にする必要もないと思います。

Unityを利用しているユーザーは非常に多いので、何か困った事があってもネットで検索すれば大抵のことは解決出来ると思います。

まとめ

様々なプランがありますが、基本的には無料版から試してみてより高度な機能を使いたくなった際にアップグレードすると良いんじゃないかと思います。

便利な機能が使えるようになると、ゲーム開発をより効率良く進めることも出来るので本格的にゲームを制作する目的があるのであれば、上位版のプランがおすすめです。