【Unity】会話システムアセットおすすめ5選|ノベル・RPG・アドベンチャー向け

ノベルゲームやRPGを作っていると、こんな悩みが出てきませんか?

  • 会話文をスクリプトに直書きしていて、セリフを直すたびにコードを触っている
  • 選択肢で話が分岐すると、if文だらけで管理できなくなる
  • 「このフラグを立てたら別の会話になる」を自作するのが大変

実は、Unityには会話(ダイアログ)を専用の仕組みで管理できるアセットがいくつもあります。

今回は、ノベル・RPG・アドベンチャー向けに使える会話システムアセットを5つ紹介します。無料で使えるものから本格派の有料アセットまでまとめたので、自分のゲームに合うものを探してみてください。

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そもそも会話システムを自作すると何が大変?

会話を表示するだけなら、TextMeshProとボタンがあれば作れます。ただし、ゲームが大きくなるにつれて次のような問題が出てきます。

  • セリフの量が増えると、どこに何が書いてあるか分からなくなる
  • 選択肢による分岐と、その後の合流の管理が複雑になる
  • 「アイテムを持っているか」「一度話したか」などの条件分岐が増える
  • セーブ・ロードで、会話の進み具合まで保存する必要がある
  • 多言語対応しようとすると、テキストを全部抜き出す必要がある

会話システムのアセットは、こうした「セリフのデータ」と「ゲームのプログラム」を分けて管理できるのが最大のメリットです。シナリオを書く作業とプログラムを書く作業を分けられるので、制作が一気に楽になります。

会話システム以外にも、開発を楽にしてくれる定番アセットはたくさんあります。人気アセットをまとめて知りたい人は、こちらもチェックしてみてください。

会話システムアセットを選ぶ3つのポイント

  1. 会話の書き方:ノード(箱と線)でつなぐタイプか、台本のようにテキストで書くタイプか
  2. ゲームのジャンル:ノベルゲーム専用か、RPGやアクションにも組み込める汎用タイプか
  3. 予算と対応バージョン:無料か有料か、使っているUnityのバージョンに対応しているか

特に1つ目は好みが分かれます。分岐を目で見て確認したい人はノード型、セリフをどんどん書き進めたい人はテキスト型が向いています。

おすすめ会話システムアセット5選

1. Dialogue System for Unity(有料)

特徴: Pixel Crushers製の、会話システム系で最も定番といえるアセットです。Asset Storeでのレビュー数も非常に多く、実際に発売された商業タイトルでも使われています。

  • ノードエディタで会話の分岐を目で見ながら作れる
  • 会話だけでなく、クエスト管理やセーブ機能まで用意されている
  • 会話UIのサンプルが豊富で、見た目を差し替えるだけでも使える
  • 他の有名アセットとの連携用アドオンが多数付属している

こんな人におすすめ: RPGやアドベンチャーなど、会話とクエストが絡む本格的なゲームを作りたい人。

注意点: 機能がとても多いので、最初はチュートリアル動画などで全体像をつかむのがおすすめです。価格も高めなので、セール時期を狙うのがお得です。

2. Yarn Spinner for Unity(無料版あり/Asset Store版は有料)

特徴: インディーゲームで人気の高い、台本のようなテキストで会話を書けるツールです。本体はオープンソース(MITライセンス)で、GitHubやOpenUPMから無料で導入できます。Asset Store版は開発元を支援する有料パッケージとして販売されています。

  • 「キャラ名: セリフ」の形で、脚本を書く感覚で会話を作れる
  • 選択肢・条件分岐・変数を、短い記法で書ける
  • 会話UIやローカライズ(多言語対応)の仕組みがそろっている
  • Unityだけでなく、GodotやUnreal Engine向けにも提供されている

こんな人におすすめ: セリフの量が多いゲームを作る人、まずは無料で試してみたい人。

注意点: 最新のYarn Spinner 3はUnity 2022.3以降が対象です。古いUnityを使っている場合は、バージョン2系を選ぶ必要があります。

3. Ink Integration for Unity(無料)

特徴: 『80 Days』などで知られるinkle社が公開している、シナリオ記述言語「ink」をUnityで使うための公式パッケージです。無料で使えます。

  • 専用エディタ「Inky」でシナリオを書きながら、その場でテストプレイできる
  • 分岐や条件、変数をテキストだけで表現できる
  • 表示部分は自由に作れるので、どんなジャンルのゲームにも組み込める

こんな人におすすめ: 分岐の多いテキストアドベンチャーを作りたい人、シナリオを書く人とプログラムを書く人が別の人。

注意点: 会話を表示するUIは基本的に自分で作る必要があります。C#の基礎が分かってから使うとスムーズです。

4. Naninovel(有料)

特徴: ノベルゲーム(ビジュアルノベル)を作ることに特化した、Unity向けのノベルエンジンです。

  • 専用のスクリプトで、セリフ・立ち絵・背景・BGMの切り替えをまとめて書ける
  • バックログ、オート再生、スキップ、セーブ・ロードなど、ノベルゲームの定番機能が最初からそろっている
  • 多言語対応の仕組みも用意されている

こんな人におすすめ: 本格的なノベルゲームを、システム作りに時間をかけずに完成させたい人。

注意点: ノベルゲーム向けの作りなので、アクションゲームやRPGの会話部分だけに使う用途には向きません。今回紹介する中では最も高価です。

5. Meet and Talk – Dialogue System(低価格)

特徴: グラフ(ノード)形式で会話を作れる、手ごろな価格の会話システムです。

  • 会話の流れをグラフエディタで組み立てられる
  • 会話の途中でイベントを呼び出し、シーン切り替えやショップなどにつなげられる
  • 本格派アセットに比べてシンプルで、仕組みを理解しやすい

こんな人におすすめ: ノード型の会話システムを、まずは低予算で試してみたい人。

注意点: レビュー数はまだ少なめです。購入前に、対応Unityバージョンと最新の更新日をストアページで確認しましょう。

5つのアセットを比較

アセット 書き方 向いているジャンル 価格の目安
Dialogue System for Unity ノード RPG・アドベンチャー全般 有料(高め)
Yarn Spinner テキスト 会話の多いゲーム全般 無料(Asset Store版は有料)
Ink Integration テキスト 分岐の多いアドベンチャー 無料
Naninovel テキスト ノベルゲーム 有料(高め)
Meet and Talk ノード 小規模なゲーム 低価格

※価格はセールなどで変わるため、最新の価格は各ストアページで確認してください。

どれを選べばいい?目的別のおすすめ

  • まずは無料で試したい → Yarn Spinner(無料版)かInk
  • RPGで会話とクエストをまとめて管理したい → Dialogue System for Unity
  • ノベルゲームを最短で完成させたい → Naninovel
  • ノード型を安く試したい → Meet and Talk

なお、クリック操作で進むポイント&クリック型のアドベンチャーを作りたい場合は、会話機能も含めてゲーム全体を作れる「Adventure Creator」も選択肢になります。

シンプルなノベルゲームなら、アセットを使わずに自作するのも良い練習になります。選択肢ボタンの作り方は、こちらの記事で紹介しています。

また、当ブログでもシンプルなノベルゲームを作れるテンプレートを公開しています。高機能なエンジンまでは必要ない人は、こちらもチェックしてみてください。

有料アセットはセール時期に買うのがお得

今回紹介したDialogue System for UnityやNaninovelは、通常価格だと少し高めのアセットです。

Unity Asset Storeでは定期的に大型セールが開催されていて、人気アセットが半額以下になることも珍しくありません。すぐに必要でなければ、セールのタイミングを待つのがおすすめです。

開催中・開催予定のセール情報は、こちらの記事で毎月更新しています。

まとめ

会話システムのアセットを使うと、セリフと分岐をプログラムから切り離して管理できるようになります。

セリフを直すたびにコードを触る必要がなくなるので、シナリオ作りに集中できるのが大きなメリットです。

迷ったら、まずは無料で使えるYarn SpinnerかInkで「会話をデータとして管理する」感覚をつかみ、本格的なRPGやノベルゲームを作るタイミングで有料アセットを検討してみてください。有料アセットを買うときは、セール情報もあわせて確認してみてくださいね。

著者プロフィール
うんくん

IT系に特化した記事がメインです。(Unity多め。)
Udemy講師もやっています。よろしくお願いします。

※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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