今回は、現実に近い環境を実装することが出来る「TerraWorld – Automated Level Designer」というアセットを紹介します。
【Unity】TerraWorldで現実世界に近い環境を作成する
TerraWorldは、「ESRI」「NASA」「OpenStreetMap」等の実世界データを使用して、現実に近い環境を作ることが出来るプラグインです。
ただし、テンプレートは森林環境系が多いので、FPSを作りたい場合により活用できるプラグインだと思います。
使い方
インポートが完了したらTerraWorldのウィンドウを立ち上げましょう。
「Tools」→「TerraUnity」→「TerraWorld Pro」をクリックします。
すると、このようなWindowが表示されます。
まずは、LOCATIONを決めます。私は富士山周辺を再現したいと思うのでLOCATIONに「Fujisan」と入力してサーチアイコンをクリックします。
検索結果が表示されるので、その中から好きなものを選びます。
緑色の枠内が実際に作成するエリアになります。ここで位置を調整したり、SIZEの値を変えることで大きさを調整することが出来ます。LATとLONは緯度と経度ですね。
位置の設定が出来たらこのウィンドウは閉じます。
続いて、テンプレートを指定します。まずは、上の同期ボタンをクリックしてテンプレートリストを取得します。
テンプレートは、事前に設計されたグラフのことでまずはこれらをベースとします。
テンプレートのタイプは、「Realistic」「Stylish」「Miscellaneous」の3種類中から選びます。その名の通りですが、リアルな世界を作りたい場合にはRealistic、ローポリな世界を作りたい場合にはStylishといった感じです。
この辺は、好きなテンプレートを選択してもらえらばと思います。私はRealisticのFORESTを選んでいます。
選択したテンプレートをクリックしてOKをクリックすることで、自動的にTerrainが生成されます。Realisticだと多少時間がかかるかもしれません。
生成されたTerrainはこんな感じになりました。
ヒエラルキーウィンドウを見ると分かりますが、川に関してはどこの川を再現しているのかが分かるようになっています。
あっという間にリアルな世界観を再現することが出来るアセットですので、FPSを作りたい場合にはとても最適だと思います。