これまで、Unityを使ったゲームの製作工程について色々と記事にしてきました。
しかし、Unity以外にもゲームを作れる方法ってまだまだたくさん存在します。
というわけで、今人気急上昇中の「Python」を使ったゲーム開発についてもこれからどんどん取り扱っていきたいと思います。
Pythonといえば機械学習のイメージが強いと思いますが、ゲーム開発にも適しているプログラミング言語だと思っています。ただし、3Dで処理能力の高さを求められるような超本格的なゲームを作りたい場合はUnityを利用したほうが良いですね。
Python自体は万能性が高い言語であり文法がシンプルなので、初めてプログラミングを行う初心者の方にオススメしたい言語です。
Pythonを使ってゲーム開発を行う!
★Udemyで初心者向けのPythonコースも是非チェック!
Pythonはゲーム開発に向いているのか?
意外と知られていないかもしれませんが「マリオカート」はかつてPythonを使って作られていました。3Dゲームというイメージは薄いと思われがちですが、作れない事もないんです。
ただし、先ほどUnityの名を挙げましたが本格的な3Dゲーム作りには向いていないのも事実です。
というもの、Pythonのデメリットになるんですが、インタプリタ型になるので基本的に実行速度が遅いんですよね。もちろん、処理速度を求められないような3DゲームならばPythonでも作れます。
どちらからというと、メインは2Dゲームの製作になります。レトロチックな2Dゲームが好きな方はPythonが向いていると思います。
Pythonで行うゲーム開発の魅力は、Unity同様に初心者の方が取り組みやすい点です。商品として売られている一般のゲームソフトはCやJavaなどをプログラミングを使って作られています。これらの言語はPythonで作るより難易度が上がるので、学習時間も増えて大変です。
理解のしやすさもPythonの方が早いので、Pythonをプログラミング学習の第一歩にすると他の言語の理解も早まると思います。
ウィンドウを表示する
プログラムは、Pythonに付属している統合開発環境IDLEを使って行います。
Ptyhonのダウンロード方法については、ネットで調べるとたくさん出てきます。一応1つ参考になるサイトをこちらに紹介しておきます。
準備が出来たら、IDLEを開き手始めにウィンドウを表示させましょう。
tkinterモジュールをインポートすることで、ウィンドウを表示することが出来ます。
TK()命令で実際のウィンドウを作り、geometry()でウィンドウのサイズを指定します。
Title()はその名の通りウィンドウのタイトル名になります。Label命令を使って文字を表示させるラベルを作ります。textで表示させたい文字を指定してplaceでどの位置に配置するかを決めます。
最後でmainloop()でウィンドウを表示させる流れです。
好きなファイル名で保存したら実行してみましょう。(ファイル名は○○.py)
保存したファイルを実行した結果がこちらです。ちなみに、座標は左上が原点になります。
今後は、Pythonでもゲーム開発を行います。ある程度ゲーム作りに必要な基礎知識を紹介したところで、実際にゲームを作っていきたいと思います。