3Dゲームを作ろうと思ったらUnityを使ってれば間違いないのですが、実は他にも高性能なゲームエンジンが存在します。
その名も「Amazon Lumberyard」です。文字通りAmazonが提供しているゲームエンジンです。
今回はこのアマゾン・ランバーヤードの特徴について紹介します。
Amazon Lumberyardの特徴とは
オープンソースなゲームエンジンで完全フリー!
オープンソースという事は、基本的に誰でも無料で使うことが出来ます。
元々は「CryEngine」というゲームエンジンをベースとしており、大幅に改良されたものがLumberyardになります。
完全フリーという大きな特徴を持ち、プログラムはオープンソースで全て公開されています。
無料だからクオリティが低いんじゃないかと思いがちですが、そんなことはありません。無料にも関わらず色々な機能が備わっています。
Amazonが提供しているクラウドサービスと連携出来たり、リリース済みのゲームのコンテンツを後から更新する機能などカナリ優秀と言えます。
ほとんどの方がUnityを使っているのであまり知名度が高くないですが、Unityと張り合えるポテンシャルを持っていると思います。
無料で使えるゲームエンジンは、他にもありますが完全にフリーとなるとLumberyardぐらいしかないんじゃないですかね。
完全オープンソース
今では厳しい著作権に関してもフリーなので安心です。
ゲームが売れようが利用料などを払う必要はありません。どんだけ使っても無料というのはありがたいんじゃないですかね。
更にオープンソースなので、ソースコードを自分なりに色々書き換えてプログラムを変更して使うことも出来ます。
Amazonという大きな企業だからこそのサービスという訳ですね。
他のゲームエンジンだと開発に使った費用をなんとか回収しないといけませんからね。
機能がとても充実している
特に驚くのが時間の変化についてです。
朝から夜までの一日の変化に応じて表示が変化するようになっています。
別途プラグインを追加することで、雨などの天気も表現することが出来ます。
そんなところまでリアルに再現するんかーいってツッコミたくなりますけど、案外凄い機能だと思いますよ。
ScriptCanvasの搭載
ScriptCanvasというビジュアル言語が搭載されており、ノードと呼ばれる部品をマウスのドラッグで並べてプログラミング出来るようになっています。
慣れてくると簡単に処理を作れるようになるので、初心者の方にオススメですね。
Unreal Engineを利用したことがある人なら、ブループリントをイメージしてもらえればと思います。
日本語対応はちょっと難点
ここまで良い事ばかり紹介してきて何ですが、実はほとんどが日本語化されていません。
一応Webサイトは日本語化されていて入門編なども用意されていますが、説明の動画が英語になっており英語が苦手な人にはちょっと相性が悪い。
まだ、英語の文章をGoogle翻訳で日本語にしたほうが分かりやすいかもしれません。
まだまだ、新興勢ということもあって日本語の情報が少ないのがデメリットですかね。
やはり、作業する上では何かと躓くことが多いと思うので、出来る限り日本語の情報で解決していきたいのが本音でしょう。
まとめ
色々説明してきましたが、最終的に日本語に対応していない部分で正直手を出しにくいかなぁとこの記事を書きながら感じました。
Unityはまだ日本語の情報が豊富でコミュニティも活発ですしね。
そうした状況の中Lumberyardに挑戦するのは勇気がいるかもしれません。
ただ、ソフト自体は非常に高機能で、Unityに引けをとらないので、英語が得意な方は是非使ってみてはいかがでしょうか。
本当機能という点では、下手したらUnityを上回るかもしれませんので。