前回、Blaze AI Engineを使って作成した敵AIに魔法攻撃の実装をしました。
無音のまま攻撃するのは寂しいので、敵AIの効果音をカスタマイズしたいと思います。
【Blaze AI Engine】④敵AIのSEをカスタマイズする
やはり攻撃する際には、何かしらボイスが発せられるのがセオリーだと思います。
世界観やキャラクターの個性等で状況は様々だと思いますが、通常時(Normal State)や攻撃時(Attack State)に何かしらのSEを設定してみようと思います。
SE(効果音)のカスタマイズ
設定を行う前に、SE素材が無いと始まらないのでフリー素材サイト等でSE素材を入手するようにしてください。
素材が準備出来たら、UnityにAudioフォルダを作りその中にインポートします。
Blaze AI Engineを使ったSEの設定はとても簡単です。
敵AIのインスペクタからBlaze AIコンポーネントに進み「AUDIOS」のAudio Scriptableに「BlazeAudioScriptable(Audio Scriptable)」を設定します。
文字通りSEはScriptableObjectで管理されています。スクリプトの中身を見ることで、SEを管理するScriptableObjectを作りたい場合は参考に出来ると思います。
敵AIの色々な状況に応じてお好みのSEを設定できます。
今回は、通常時と攻撃時を設定したいので赤枠内の要素にお気に入りのSEを設定するようにします。
Normal Stateは通常時に敵がパトロールをする際に発せられるボイスで、Attacksは敵が攻撃を行う際に発せられるボイスになります。
敵のインスペクタからAUDIOSのPlay Audiosにチェックを入れます。
Audio Timeには音声が再生されるまでの経過時間を入れます。xとyの値の間で乱数が設定されるので固定値にしたい場合は私のように同じ値を指定します。
攻撃時はAttack Stateに進み音を出したい攻撃のUse Audioにチェックを入れます。
私の場合は、攻撃技を1つしか設定していないのでAudio Indexは0番目の要素を指定するようにします。
ここまで出来たらゲームを実行してみます。
こんな感じですね。通常時と攻撃時で設定していたSEが流れます。