ネットで本を購入する場合に候補となるのが「Amazon」だと思います。
Amazonでは、本を購入する際に紙の本かKindleと呼ばれる電子書籍かを選ぶことが出来ますがどちらを買った方が良いのか気になる方も多いと思います。
という訳で今回は、どちらのタイプを購入すれば良いのかについて解説していきます。
Amazonで本を買うなら「紙の本」と「電子書籍」どちらがおすすめ?
それぞれメリット・デメリットがありますし、人によっておすすめの本のタイプが異なりますので、自分はどのタイプ見極めていきましょう。
紙の本のメリット
まずは、紙の本のメリットについてチェックしていきます。
①本棚に並べられる
紙の本ならば、手元に残りますので自宅の好きな場所に保管することが出来ます。
漫画を1巻から順々に紙の本を購入している場合、途中で電子書籍に切り替えるというよりは最後まで紙の本を集めて本棚に並べておきたいという気持ちの人も多いと思います。
②集中して読書が出来る
どこで本を読むのかにもよりますが、基本的に紙の本ならじっくりと集中して読書出来るはずです。
電子書籍の場合は、パソコン・スマホ・タブレット等いずれかを利用することになるので、他のアプリによって遮られたり、画面操作を間違えるとページが閉じてしまったりとやや集中力に欠けてしまうかもしれません。
紙の本ならば、手元から逃げ出したりしない分集中して読めますね。
③人との貸し借りが簡単に出来る
マンガ好きによる本の貸し借りって日常茶飯事だと思います。紙の本ならば持ってくることを忘れない限り簡単に本の貸し借りが行えます。
④読み終わった本は売ることが出来る
紙の本なら持ち運びが可能なので、本を売りにいくことが出来ます。
一方電子書籍はデータですので、本としての実体を持ち運べないため本屋等で売る事は出来ません。
紙の本のデメリット
メリットが多い一方、デメリットも意外と多いです。
①注文して到着するまでに時間がかかる
Amazonで購入する場合は、当然ネットから注文することになるので自宅に届くまで本を読むことが出来ません。
これに関しては、本に限らずAmazonで商品を購入する場合は共通ですね。
②汚れたり劣化したりする
何度も繰り返し読んだり、何か飲み物をこぼしたりすると本が劣化してしまいます。
読む人の注意次第では対処できることだとは思いますが、基本的に長く放置し続けることで紙の本は劣化していきます。
③電子書籍よりも若干高い
Amazonで本を買う場合は、基本的に紙の本は電子書籍よりも価格が高めに設定されています。
そこまで格安というわけではなく、平均では5%程度安くなっている印象です。
ただし、これはあくまでもAmazonにおける価格設定ですので、他社にサービスでも同じことが当てはまるとは限りません。
④本の数が増えすぎると場所を圧迫する
本棚に収まる程度なら問題ありませんが、あまりにも本の数が増えすぎることで特定の場所を圧迫してしまう可能性があります。
⑤在庫切れの場合がある
紙の本の場合は在庫切れの可能性があり、読めるようになるまで時間がかかるかもしれません。
電子書籍(Kindle)のメリット
続いて電子書籍のメリットを見ていきます。
①購入したらすぐに読むことが出来る
紙の本とは異なり購入したらダウンロードしてすぐに読むことが出来ます。
また、本の本とは異なり在庫切れに困ることはありません。
②定期的にセールやキャンペーンがある
電子書籍は紙の本よりも安価なので、この時点でもお得なんですがKindleストアでは定期的に50%オフなどのセールが行われるので尚お得です。
一応紙の本でもセールになる場合がありますが、割引率はそこまで高くありません。
③保管場所に困らない
電子書籍はデータですので、何冊購入しようと自宅の保管場所を圧迫することはありません。
スマホやタブレットの中に保管場所があるイメージですね。
④汚れたり劣化しない
電子書籍を見る為に必要なデバイスは、汚れる可能性があるかもしれませんが、その中にある電子書籍のデータは汚れたりすることはありません。
⑤好きな場所で読める
スマホやタブレットは手軽ですし、お風呂の中でもじっくりと読むことが出来ます。紙の本だとどうしても場所を選んでしまうので、より幅広い環境で読みたい場合には最適です。
⑥選択できるデバイスが豊富
対応しているデバイスが多いので、たとえパソコンを持っていなくてもスマホやタブレットがあれば読めますし逆も然りです。
⑦文字のサイズを変更することが出来る
紙の本では当然文字の大きさを調整することが出来ないので、文字が見にくい場合は眼鏡をかけるなどの対処が必要です。
しかし、Kindleでは文字サイズを簡単に変更することが出来るので便利です。
その他にもマーカーが引ける等多数便利機能が用意されています。
⑧Kindle Unlimitedという読み放題サービスがある
後述しますが、紙の本とは異なりKindle本が読み放題になる「Kindle Unlimited」というサービスがあります。電子書籍で色々な本をお得に読みたい人におすすめです。
電子書籍(Kindle)のデメリット
非常にメリットが多い電子書籍ですが、果たしてデメリットはどうでしょうか。
①売ることができない
紙の本とは異なりデータになりますので現状では売ることが出来ません。
もしかすると、将来ブロックチェーンの技術により電子書籍を古本として売ることが出来る時代が来る可能性はあります。
②目が疲れる
長時間スマホの小さい画面で読み続けていると目が疲れてくるかもしれません。特に小説のようなひたすら文字が連なる本は負担が大きいでしょう。
目の疲労度で言うと紙の本よりは電子書籍のほうが疲れやすいと思います。
③紙の本のようにパラパラとめくれない
ずっと紙の本に慣れ親しんだ人が急に電子書籍に切り替えると、パラパラとめくれない違和感に戸惑ってしまうかもしれません。
④紙の本よりも品揃えが少ない
読みたい本を見つけてもその本が必ず電子書籍で読めるとは限りません。
大抵のジャンルはカバーしていますが、全ての本が電子書籍の対象ではないので注意が必要です。
紙の本がおすすめな人
- じっくりと集中して読書したい人
- 本の貸し借りを行う機会がある人
- 様々なジャンルの本を読みたい人
購入してから本を読めるようになるまで多少時間がかかりますが、パラパラと本をめくる感覚が好きな方には紙の本がおすすめと言えるでしょう。
また、電子書籍より品揃えが多く読みたい本がより見つかりやすいので、色々な本を手にとって読みたい方も紙の本が最適です。
電子書籍(Kindle)がおすすめな人
- 本を安く購入したい人
- 保管場所で困りたくない人
- 移動中など色々な場所で読書したい人
- 本の汚れや劣化などを気にする人
- メモやハイライトなどKindleの便利機能を使ってみたい人
ずっと読み続けていると疲れやすい反面、便利な機能も多数揃っているのがKindleの魅力です。
あらゆるデバイスに対応していますし、同期機能も付いているので本を読んでいる途中でタブレットからスマホにデバイスを変えてもそのまま続きから読むことが出来ます。
また、価格設定も紙の本よりも安いですしセール時に購入することで更にお得になります。
ネット環境が整っていることは、Amazonを利用するにあたって共通の項目ですが、よりお得に済ませたい方は電子書籍の方がおすすめでしょう。
Amazonの電子書籍読み放題「Kindle Unlimited」とは?
電子書籍のメリットで少し説明しましたが、Amazonでは電子書籍が定額で読み放題となる「Kindle Unlimited」というサービスがあります。
このサービスを利用することで月額980円にて200万冊以上の電子書籍が読み放題になります。
更に初めての利用の場合は30日間の無料体験から始めることが出来るので、自分の読みたい本が対象になっているか、読み心地はどんな感じなのか実際に試すことが出来ます。
これまでに一度も電子書籍で本を読んだことが無い人は、こちらのサービスである無料体験から始めてみることをおすすめします。
いきなり指定の電子書籍を購入してしまうと、ジャンルによってはそれなりの料金となりますので、まずは無料で電子書籍の読み心地をチェックする方が良いでしょう。
頻繁に電子書籍を読むという人にもおすすめなサービスです。詳しい内容についてはこちらで解説しているので参考にしてもらえればと思います。
まとめ
それぞれ一長一短ありますので、自分の読書に対する考え方によって向いている方を選ぶと良いと思います。
どちらか一方にこだわらなくても、環境によって使い分けたりすることも可能ですし、読み放題プランも無料体験から始めることが出来るので、試行錯誤してみると良いでしょう。